※本記事は2026年4月時点の情報です。
北陸エリアは、全国でもっとも新電力の選択肢が少ないエリアです。しかしエネジェントの約款ベース試算では、北陸・30A・月271kWhのモデルケースにおいて、TGオクトパスエナジーが最安で年9,953円節約の節約が見込める結果となりました。
この記事ではエリア名称「北陸電力エリア(エリアコード:05)」を対象に、主要プランの比較と「新電力に切り替えるべきか」の判断材料を正直にお伝えします。
北陸電力エリアの特徴
北陸電力エリア(エリアコード05)は富山・石川・福井の3県と岐阜県の一部をカバーします。水力発電比率が高く燃料費依存度が低いため、大手電力10社の中で最も料金水準が低いエリアとして知られています。
そのため新電力が価格競争で入り込む余地が小さく、一般家庭向けに積極的に販売している会社は限定的です。本記事の試算ではTGオクトパスエナジー・シン・エナジー・TERASELでんき・出光でんき・ENEOSリニューアブルといった全国展開型の小売事業者が上位を占めました。
auでんきの位置づけ:auでんき(でんきMプラン北陸D)は北陸エリアではKDDIが販売を担いつつ小売主体は北陸電力本体で、料金水準は従量電灯Bと同等です。電気料金そのものを下げる効果ではなくPontaポイント還元(電気料金の0.5〜5%相当)が実質的なメリットなので、本記事のTOP5には含めていません。au・UQ mobileユーザーが経済圏で得をしたい場合に検討候補となります。
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サッと料金を比較する北陸エリアの主要プラン上位5
比較条件:北陸電力エリア・30A契約・月271kWh(年間3,252kWh)
北陸電力「従量電灯(年106,379円)」を基準に、各社の約款から計算した年間料金を比較しています。燃料費調整額・再エネ賦課金を含む税込金額です。北陸電力の標準プランは他エリアより大幅に安くなる特殊な地域です。
北陸エリアは選択肢こそ限られますが、上位プランでは北陸電力の従量電灯より年間数千円〜1万円程度安くなる結果が出ています。 価格メリットに加え、再エネ100%やポイント還元といった付加価値も含めて検討するのがおすすめです。
※ 出典:各社約款(2026年4月時点)をもとにエネジェントで計算。
北陸エリアで注目のプラン
北陸エリアでは、上位5プランすべてが価格面で北陸電力従量電灯を下回る結果となりました。各プランの特徴を解説します。
TGオクトパスエナジー「グリーンオクトパス」(1位)は実質再エネ100%のプランで、CO2排出係数ゼロの電気を使いたい方に選ばれています。約款ベースの比較では北陸電力の従量電灯より年間1万円弱安い結果が出ており、環境価値と価格メリットの両方が得られるプランです。
シン・エナジー「きほんプラン」(2位)は契約期間の縛り・解約金がなく、北陸を含む全国エリアに展開している全国系新電力です。基本料金・従量料金ともシンプルな設計で、迷ったら選びやすいスタンダードな選択肢になります。
TERASELでんき(3位)/出光でんき「Sプラン」(4位)はいずれも大手系の小売電気事業者です。出光でんきはガソリン値引きとの組み合わせで実質メリットが上乗せできるのが特徴。両社とも燃料費調整単価の上限がない設計のため、燃料価格が大きく上昇する局面では北陸電力の規制料金(上限あり)より割高に振れる可能性がある点には注意が必要です。
ENEOSリニューアブル・エナジー・ソリューションズ「北陸Vプラン」(5位)はENEOSサービスステーションの利用や ENEOSカードとの組み合わせで実質メリットが上乗せできるプランです。
切替手順はたった3ステップ
検針票を用意する
「供給地点特定番号」と「お客様番号」を確認します。北陸電力の「ほくリンク」会員ページからも確認可能です。
新電力のWebサイトから申込
氏名・住所・支払い方法を入力するだけ。工事・立ち会い不要で、北陸電力への解約連絡も新しい電力会社が代行します。
次回検針日から自動で切替
申込から2週間〜1か月半で切替完了。停電や電気の品質は変わりません。
詳しい流れは電力会社の切替ガイドをご覧ください。
申込前に確認すべき3つの注意点
プラン選びは慎重に
北陸エリアは上位プランなら節約効果がありますが、新電力すべてが安いわけではありません。プランによっては北陸電力より割高になるケースもあるため、必ず約款ベースで比較してから切り替えましょう。
燃料費調整額の上限の有無
北陸電力の従量電灯には燃料費調整額の上限が設定されていますが、新電力プランでは上限なしの場合があります。燃料価格の高騰局面では請求額の上振れリスクがさらに大きくなる点に注意しましょう。
オール電化プランは別枠で検討(エルフナイトは新規受付終了)
北陸電力のオール電化プラン「エルフナイト8/10/10プラス」は2016年7月で新規受付を終了しており、現在の主力は「くつろぎナイト12」(夜20時〜翌朝8時の単価が安い時間帯別プラン)です。既存のエルフナイト契約者はそのまま継続できますが、引越し等で再契約はできません。オール電化住宅では夜間時間帯単価の有無で総額が大きく変わるため、本記事の上位プランへ切り替える前に必ず時間帯別単価で試算してください。
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まとめ
北陸エリアは全国で最も電気代が安い地域ですが、約款ベースの比較では上位プランで年間数千円〜1万円前後の節約が見込めます。TGオクトパスエナジーなど価格メリットのあるプランを選ぶことで、環境価値や付帯サービスの面でも得られるメリットがあります。
自分の使用量で本当に切替メリットがあるかを確認したい方は、エネジェントのシミュレーターで無料診断してみてください。
よくある質問
Q. 北陸で電力会社を切り替える手順を教えてください
A. 検針票に記載された「供給地点特定番号」と「お客様番号」を用意し、新しい電力会社のWebサイトから申し込むだけで完了します。北陸電力への解約連絡は新電力が代行するため不要です。工事や立ち会いもなく、申込から2週間〜1か月半で切替が自動的に完了します。
Q. 北陸で使える新電力は本当に少ないのですか?
A. はい、全国で最も新電力の選択肢が限られているエリアの一つです。北陸電力の料金水準が他エリアより低く、新電力が価格で勝負しづらいため、一般家庭向けに積極的に販売している会社が限定的です。現状では本記事で扱うTGオクトパスエナジー・シン・エナジー・TERASELでんき・出光でんき・ENEOSなど、全国展開型の新電力が中心となります。
Q. auでんきは北陸では新電力として節約できますか?
A. 厳密には新電力としての節約効果は限定的です。auでんき(でんきMプラン北陸D)は北陸エリアでは小売主体が北陸電力本体で、料金水準も従量電灯Bと同等です。電気料金そのものを下げる効果ではなく、Pontaポイント還元(電気料金の0.5〜5%相当)が実質的なメリットになります。auやUQ mobileのユーザーがポイント経済圏内で得をするためのプランと考えてください。
Q. 新電力に切り替えると停電しやすくなりませんか?
A. 停電リスクは変わりません。電気はどの会社と契約しても、北陸電力送配電の送配電網を通じて届けられます。新電力に切り替えても電線や変電設備は同じものを使うため、停電の頻度や復旧スピードに差はありません。災害時の復旧も送配電会社が一括で対応します。
Q. 違約金なしのプランはありますか?
A. 北陸電力の「従量電灯」には違約金がかかりません。TGオクトパスエナジー・シン・エナジー・出光でんきも原則として解約金なしです。一方、最低契約期間内の解約で解除料が発生するプランもあるため、申込前に必ず各社の重要事項説明書を確認しましょう。
Q. オール電化プランはどうすればよいですか?
A. 北陸電力の「エルフナイト8/10/10プラス」は2016年7月で新規受付を終了しており、現在の主力オール電化プランは「くつろぎナイト12」(夜20時〜翌朝8時の単価が安いプラン)です。既存のエルフナイト契約者はそのまま継続できますが、引越し等で再契約はできません。オール電化住宅の場合、夜間時間帯単価の有無で総額が大きく変わるため、本記事の上位プランに切り替える前に必ず時間帯別単価で試算してください。
出典・参考
- 各社小売電気事業者の料金約款(2026年4月時点)
- 北陸電力「従量電灯」料金表
- エネジェント シミュレーション結果(2026年4月時点)