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電気代の知識

オール電化アパートで後悔した人向け乗り換えガイド

賃貸でもできる電気代見直しと節約のコツ

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※本記事は2026年4月時点の情報です。

「オール電化だからお得と言われて契約したのに、冬は月3〜4万円の電気代。ガス代がないはずなのに、なぜこんなに高いの?」――オール電化アパートに住む方からよく聞く後悔の声です。

実は、オール電化の電気代が高くなる原因はプラン構造と使い方にあります。本記事では、賃貸でも実践できる見直し方法とプラン選びのポイントを整理しました。引っ越さずに電気代を数千円単位で下げるヒントが見つかるはずです。

先に確認:あなたの物件は「高圧一括受電」ではないですか?

オール電化アパート・マンションには、建物全体で電力会社と一括契約する「高圧一括受電」物件が一定数あります。この場合、入居者個人で電力会社の切替はできません。判別方法は次の3点:①請求書の発行元が大手電力ではなく管理会社・大家・専用サービス会社になっていないか、②契約電力会社を自分で選んだ記憶がないか、③管理規約や入居案内に「高圧一括受電」「一括受電契約」の記載があるか。当てはまる場合、本記事のプラン切替手順は適用できないため、管理会社へ運用ルールを確認してください(運用面の節約は適用可)。

オール電化アパートの電気代が高い理由

オール電化アパートでの後悔の多くは、「契約時に想定していた金額と実際の請求額のギャップ」から生まれます。主な原因は次の3つです。

1

昼間の従量単価が高く設定されている

多くのオール電化プランは夜間割安の代わりに昼間単価が標準プランより高く設定されています。在宅ワークや休日在宅が増えると昼間消費が膨らみ、夜間割引のメリットを食い潰します。

2

契約容量が大きく基本料金が高い

エコキュート・IHクッキングヒーター・電気温水器を同時に動かせるよう、オール電化住宅は6kVA〜10kVAなど大きな契約容量になりがちです。基本料金が一般家庭の倍以上かかっているケースも珍しくありません。

3

給湯・暖房の電力消費が集中する

冬場はエコキュートの沸き上げ電力量が増え、エアコン暖房と重なって消費量が跳ね上がります。ガス併用住宅ならガスに分散されるコストが、すべて電気代に集約されるのが実態です。

目安:オール電化アパート(1〜2人暮らし)の月額電気代

夏場:月12,000〜18,000円
冬場:月25,000〜40,000円
年間平均:月17,000〜22,000円程度(使い方・エリアにより変動)

※参考:資源エネルギー庁「電力・ガス取引」および各社オール電化プラン約款。

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オール電化対応プランの探し方

オール電化アパートで電気代を下げる最も効果的な方法は、契約している時間帯別プランを再点検することです。選ぶときは以下の4点を必ずチェックしましょう。

1

時間帯別単価の構造を確認する

深夜帯の単価・昼間帯の単価・その差幅を見比べます。エコキュートの沸き上げ時間帯(多くは23時〜翌7時)が割安になるプランを選ぶのが基本です。

2

基本料金の設定方式をチェック

契約容量(kVA)に応じて基本料金が決まる方式か、使用量に応じた最低料金方式かで総額が変わります。賃貸アパートは容量変更が難しい場合があるため、現在の契約容量のままで有利なプランを選ぶのが現実的です。

3

新電力のオール電化対応プランも比較

大手電力会社の旧オール電化プランだけでなく、新電力各社も時間帯別メニューを提供しています。一般論として、夜間単価が大手より数%安いプランや、昼夜の価格差が小さい使いやすい設計のプランが出ています。

4

燃料費調整額の上限有無を確認

燃料費調整額に上限が設定されているかどうかで、燃料価格高騰時の請求額が大きく変わります。使用量の多いオール電化住宅では、上限ありのプランを選ぶことでリスクを抑えられます。

注意:受付終了プランを使い続けていませんか?

2016年以前に契約した旧オール電化プラン(東電「電化上手」「おトクなナイト8/10」、関西電力旧「はぴeタイム」、北陸電力「エルフナイト8/10/10プラス」など)は新規受付を終了しているケースが多く、既存契約者は継続できる一方、引越し等で再契約はできません。検針票やマイページで現在の契約メニュー名を確認し、現行プラン(東電「スマートライフS/L」、関電「はぴeタイムR」、北陸「くつろぎナイト12」など)や新電力のオール電化対応メニューと比較してみましょう。なお東電スマートライフS/L等の新規申込には「夜間蓄熱式機器または蓄熱式電気温水器が1kVA以上」などの加入要件がある場合があるので、エコキュート単体での加入可否は契約前に確認してください。

要注意:オール電化住宅で「非オール電化プラン」に切り替えると逆に高くなる

オール電化住宅のまま、深夜割引のない市場連動型プランや一律単価の従量電灯プランに乗り換えると、エコキュートが動く深夜帯の単価が上がってしまい、年間で数万円単位の値上がりになるケースがあります。たとえば深夜単価20円前後から一律28〜30円台のプランに切り替えると、沸き上げに月200〜300kWh使う家庭では月2,000〜3,000円の増加になる計算です。

乗り換え候補を比較するときは、必ず「時間帯別プランに対応しているか」「深夜帯の単価が現行より安いか」を確認してください。オール電化住宅で深夜割引を失うと、プランを変えない方がマシだった、という結果になりかねません。

賃貸でできる節約対策

設備を交換できない賃貸でも、運用の工夫だけで月数千円の節約が可能です。効果の大きい順に並べました。

対策ポイント月額効果目安
電力プランの見直し時間帯別プランの最適化1,500〜3,500円
エコキュート沸き上げ設定季節別の湯量自動・深夜帯固定800〜2,000円
エアコン設定温度の調整冬20℃/夏28℃・自動運転500〜1,500円
IH調理の時短活用余熱・保温機能の積極利用200〜500円
待機電力カット使わない家電はコンセントから抜く200〜500円

※効果額は編集部推計。気候・在宅時間・世帯人数によって変動します。

もっとも効果が大きいのは電力プランの見直しです。エコキュートの設定や家電の使い方を変える前に、まず「今のプランが自分の使い方に合っているか」を確認しましょう。同じ使い方でもプランが変わるだけで年2〜4万円単位で差がつくケースは珍しくありません。

エコキュート運転時間の見直しで月800〜2,000円の節約目安

エコキュートは設定によっては昼間にも自動で追い焚きを行い、割高な昼間単価で運転してしまうことがあります。リモコンで沸き上げ時間帯を「深夜のみ」(契約プランの割安時間帯、例:23時〜翌7時)に固定するだけで、昼間の追加沸き上げを抑えられます。

あわせて、季節に合わせた湯量設定(夏は「少なめ」、冬は「おまかせ」)と、数日以上の外出時の「休止モード」活用で、1〜2人暮らしのオール電化アパートなら月800〜2,000円程度の削減が見込めます。賃貸で設備交換はできなくても、リモコン操作だけで調整できる範囲です。

※効果額は編集部推計。湯量・気温・機種により変動します。時間帯設定は契約中のプランの深夜割引時間帯に合わせることが前提です。

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オール電化プランは時間帯別単価が絡むため、自分で一社ずつ比較するのは手間がかかります。エネジェントのシミュレーターは、契約容量・時間帯別の使用量を入力するだけで、47社165プランの約款データから条件に合うプランを比較できます。

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よくある質問

Q. オール電化アパートの電気代はなぜ高いのですか?

給湯・暖房・調理のすべてを電気で賄うため総電力使用量が多くなることに加え、昼間単価の高い時間帯別プランと大きな契約容量による基本料金高騰が重なるためです。在宅時間が長いほど昼間単価の影響が大きくなります。

Q. 賃貸でも電力会社を切り替えられますか?

はい、入居者が自分名義で契約している電気は自由に切り替え可能です。大家さん・管理会社の許可も原則不要で、工事・立会いもありません。ただしオール電化対応プランを提供している会社は限られるため、事前に対応可否を確認しましょう。

Q. 一般の従量電灯プランに変えた方が安くなりますか?

夜間にエコキュートがまとめて稼働するオール電化住宅では、時間帯別プランの方が総額で安くなるケースが多数派です。ただし昼間在宅が長い、使用量が少ない、沸き上げを昼間にしている等のケースでは逆転することもあるため、両方でシミュレーションする価値があります。

Q. 契約容量(kVA)は下げられますか?

賃貸では電気設備の変更に大家さん・管理会社の承諾が必要で、実質的に変更できないことが多いです。まずは契約容量はそのまま、プランと使い方の工夫で最大限下げる方向で検討するのが現実的です。

まとめ

オール電化アパートで電気代が高くなる原因は、昼間単価の高いプラン構造と大きな契約容量の基本料金、そして給湯・暖房の電力集中にあります。

賃貸では設備の交換こそできないものの、電力プランの見直しとエコキュート・エアコンの運用工夫で月3,000〜5,000円の削減が十分狙えます。特にプラン変更は手続きも簡単で、効果が即座に反映されるのが強みです。

まずは検針票で今の契約メニュー名と時間帯別使用量を確認し、自分の使い方に合うプランがあるか比較してみましょう。エネジェントのシミュレーターなら、オール電化対応プランも含めて無料で比較できます。

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出典・参考

最終更新: 2026年4月14日

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