※本記事は2026年4月時点の情報です。
Looopでんきは「基本料金0円」を掲げて新電力黎明期から知名度を高めてきた電力会社ですが、2025年4月のリニューアルで制度対応費(託送基本料金+容量拠出金)が固定費として導入されました。現在の主力プラン「スマートタイムONE」は、30分毎にJEPX(日本卸電力取引所)の市場価格と連動する完全市場連動型で、従来型プランとは仕組みが大きく異なります。
本記事では、スマートタイムONEの料金計算式から年間電気代シミュレーション、冬場の高騰リスクまでを約款ベースで検証します。
Looopでんきの基本情報
料金の仕組み
2025年4月のリニューアルで、スマートタイムONEには制度対応費(固定費)が導入されました。従来の「基本料金0円」から、契約電力(実量制)に応じた制度対応費(託送基本料金相当額等)がかかる方式に変わっています。
料金計算式(2025年4月改定後)
月額 = 制度対応費(契約電力 × 託送基本料金相当額等)
+ kWh × ( JEPX価格 ÷ (1 − 損失率) × 1.1
+ サービス料 7円 + 託送従量料金 )
+ 再エネ賦課金 × kWh
制度対応費は託送基本料金相当額等で構成され、契約電力は実量制(直近12か月のピーク使用実績で決定)です。一般家庭の4kW相当で東京エリアなら月約985円かかります(エリアにより異なります)。従量料金部分は、JEPX市場価格が安くなる時間帯(昼の太陽光ピーク等)は安く、電力需要が高まる夕方・寒波時は上昇します。
月330kWh/40Aのシミュレーション
東京エリア・40A契約・月330kWh(年間3,960kWh)の標準的な世帯を想定して、Looopでんきスマートタイムプランの年間電気代を試算しました。※本記事のシミュレーションは全レビュー記事で同じ条件に統一しています。
Looopでんき スマートタイムONE
年3,960kWh(月330kWh)
年142,555円
東京電力(従量電灯B)より年約25,850円安い。ただし市場連動型のため、市場高騰時は東電より高くなるリスクがあります。
※ 本試算は平常時のJEPX平均価格を前提とした年間平均。実際は月ごとの変動が大きく、特に冬場は急騰することがあります。制度対応費(東京4kW相当で月約985円)と従量料金(JEPX連動)の両方を含む金額です。
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サッと料金を比較するLooopでんきのメリット
市場価格が安い時期は格安
太陽光発電が豊富な春秋や昼間は、JEPX価格が5円/kWh前後まで下がることもあり、大手の従量電灯より大幅に安くなる。
ピークシフトで節約余地が大きい
昼間(10〜15時)に電気を使える人は、昼帯の安い市場価格で料金を抑えられる。太陽光発電や在宅勤務との相性が良い。
電力の透明性が高い
料金の算定根拠が市場価格として公開されており、燃調のブラックボックス化がない。
Looopでんきのリスク
一方で、市場連動型ゆえの大きなリスクもあります。
2021年1月の急騰事例
2021年1月、寒波によるLNG需給逼迫で、JEPXスポット価格は一時250円/kWh超まで急騰しました。この時、市場連動型プラン契約者の中には月額電気代が普段の5〜10倍になった事例も報告されており、新電力業界の大きな教訓となった出来事です。
冬場・猛暑時の急騰
寒波や猛暑で電力需要が逼迫すると、JEPX価格が数十円〜百円超に跳ね上がることがある。
月による変動幅が大きい
春秋は安いが、冬は倍以上になることもあり、家計の予算管理が難しい。
上限がない
従来型プランにあった燃調の上限が存在しないため、高騰時は全額ユーザー負担となる。
他社との比較(乗り換え先候補)
同じ条件(東京エリア・40A・月330kWh)で、Looopでんきから他社に乗り換えた場合の節約額を試算しました。
Japan電力くらしプラン
年49,442円節約
TERASELでんき超TERASEL東京B
年11,298円節約
Looopでんきからの切替で年間約1万円の節約が可能。2025年4月のリニューアルで基本料金が導入されたことにより、従来の「基本料金0円」の優位性は薄れました。市場連動型のリスクを避けたい方は、従来燃調型の他社プランも比較検討する価値があります。
Looopでんきが向いている人・向いていない人
向いている人
昼間在宅が多く太陽光ピーク時間に電気を使える人/春秋の使用量が多い人/電気代の変動を許容でき、リスクを理解している人
向いていない人
冬場に暖房を多用する世帯/家計の予算管理を重視する人/電気代の月次変動が家計に響く人
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市場連動型のリスクを避け、自分に合ったプランを選びたい方へ。
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まとめ
Looopでんきのスマートタイムプランは、2025年4月のリニューアルで基本料金が導入されたことで「基本料金0円」のメリットは失われましたが、市場価格の透明性は維持されています。一方で、2021年1月のような急騰局面では家計を直撃するリスクを抱えています。
ライフスタイル次第で大きく得にも損にもなるプランなので、自分の使用パターンを踏まえて選ぶことが重要です。エネジェントのシミュレーターなら47社のプランを一括比較でき、自分に合ったプランが30秒で診断できます。
よくある質問
Q. Looopでんきに解約金はありますか?
A. Looopでんきのスマートタイムプランに解約金・違約金はありません。いつでも無料で他社へ切り替え可能です。
Q. 申込から切り替えまで何日かかりますか?
A. スマートメーター設置済みであれば、申込から約2〜3週間で切替が完了します。検針日の関係で最大1か月程度かかる場合もあります。
Q. 停電時の復旧対応はどうなりますか?
A. 送配電設備は引き続き地域の一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド等)が管理するため、停電の復旧対応や品質はLooopでんきでも大手電力と全く同じです。
Q. 引越し時はどうすればよいですか?
A. 引越し先でもLooopでんきを継続利用する場合は、Webマイページから住所変更の手続きができます。エリアが変わる場合は一度解約し、新居で再申込となります。
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