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東京電力EPのプラン解説

東京電力スタンダードSの料金と損益分岐点
プレミアムS・Lとの違いも徹底比較

公式料金表で検算。使用量別にどのプランが得かがわかる

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※本記事は2026年4月時点の東京電力エナジーパートナー公式料金表に基づきます。燃料費調整額・再エネ賦課金は別途加算。最新の単価は公式サイトでご確認ください。

東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)の関東エリア向け主力プランは「スタンダードS/L」と「プレミアムS/L」の2系統4プランです。名前は似ていますが、料金の「体系」と「契約容量のタイプ」が異なり、どれを選ぶかで年間電気代が数千円〜数万円単位で変わります。

この記事では公式料金表の単価で検算し、使用量別の損益分岐点4プランの早見表世帯タイプ別の選び方をまとめます。

スタンダード/プレミアム 4プラン早見表

まず全体像を押さえましょう。「S/L」は契約容量のタイプの違い「スタンダード/プレミアム」は料金体系の違いです。

プラン契約容量料金体系想定ユーザー
スタンダードSアンペア契約(10〜60A)3段階従量制一般家庭(一人暮らし〜ファミリー)
スタンダードLkVA契約(6kVA以上)3段階従量制(S と同単価)大家族・店舗・事務所
プレミアムSアンペア契約(10〜60A)400kWhまで定額+超過従量月400kWh超を継続的に使う家庭
プレミアムLkVA契約(6kVA以上)400kWhまで定額+超過従量(S と同単価)大容量かつ使用量が多い家庭・店舗

※旧「プレミアムプラン(スマート契約)」は現在新規受付停止。スタンダードX(時間帯別)も新規受付停止です。

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スタンダードSの料金(2026年4月時点・関東)

まず主力プラン「スタンダードS」の単価です。基本料金はアンペア別、電力量料金は使用量3段階の従量制で、使った分だけ払うオーソドックスな構成です。

基本料金

契約アンペア月額基本料金
10A311円75銭
15A467円63銭
20A623円50銭
30A935円25銭
40A1,247円00銭
50A1,558円75銭
60A1,870円50銭

電力量料金(3段階従量)

使用量単価(1kWhあたり)
〜120kWh(第1段階)29円80銭
121〜300kWh(第2段階)36円40銭
301kWh〜(第3段階)40円49銭

※最低月額料金は1契約あたり328円08銭。使用量ゼロでもこの額を下回りません。実際の請求は「基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金」で、自由料金のため燃料費調整額には上限がありません。

プレミアムSの料金(2026年4月時点・関東)

プレミアムSの基本料金はスタンダードSと同額(10Aにつき311円75銭)です。違うのは電力量料金で、月400kWhまで定額+超過は1kWhあたり39円50銭の従量加算という構造です。

項目金額
基本料金(10Aにつき)311円75銭(スタンダードSと同額)
電力量料金(〜400kWh/定額)13,847円63銭
電力量料金(401kWh〜)39円50銭/kWh

※スタンダードS第3段階(40円49銭)との差は0円99銭/kWh。400kWhを大きく超えるほど効いてきますが、1kWhあたり1円弱のため、500kWhで年間約6,000円程度の差にしかなりません。

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損益分岐点シミュレーション(30A契約)

比較条件:30A契約・関東エリア

上記の公式単価で月額と年額を試算。燃料費調整額・再エネ賦課金は含みません(両プランとも同率で乗るため、差分の比較には影響しません)。

月額の比較

使用量スタンダードSプレミアムSどちらが安いか
月150kWh(一人暮らし)約5,600円約14,780円スタンダードが月約9,180円安い
月200kWh約7,420円約14,780円スタンダードが月約7,360円安い
月300kWh約11,060円約14,780円スタンダードが月約3,720円安い
月350kWh約13,090円約14,780円スタンダードが月約1,700円安い
月390kWh(損益分岐点)約14,710円約14,780円ほぼ同額
月400kWh約15,110円約14,780円プレミアムが月約330円安い
月500kWh約19,160円約18,730円プレミアムが月約430円安い
月600kWh約23,210円約22,680円プレミアムが月約530円安い

※数値は基本料金935円25銭+電力量料金の概算。燃調・再エネ賦課金は両プラン同率で加算されるため、差額比較には影響しません。

年額に換算したインパクト

使用量年額差(12ヶ月)推奨プラン
月200kWhスタンダードが約88,300円安いスタンダードS
月300kWhスタンダードが約44,600円安いスタンダードS
月350kWhスタンダードが約20,300円安いスタンダードS
月400kWhプレミアムが約4,000円安いプレミアムS
月500kWhプレミアムが約5,100円安いプレミアムS
月600kWhプレミアムが約6,300円安いプレミアムS

ポイント:プレミアムSの定額枠(400kWh)を使い切れない月はスタンダードSの方が明確に安くなります。一方、400kWhを超えてもプレミアムSの節約額は年間数千円程度で、劇的な差にはなりません。

世帯タイプ別の選び方

1

一人暮らし(月100〜200kWh)→ スタンダードS

総務省「家計調査」の単身世帯電気代は月およそ6,800円前後で、使用量換算で150〜200kWh程度。プレミアムSは400kWh定額のため、使い切れずに大幅な割高になります。スタンダードSが安全な選択です。

2

二人暮らし・共働き(月200〜350kWh)→ スタンダードS

在宅時間が短く使用量が中程度の世帯。プレミアムSの定額枠にはまだ届かないため、スタンダードSで従量制のメリットを活かします。

3

ファミリー・在宅多め(月350〜450kWh)→ 境界。使用量を計測

損益分岐点の月約390kWh前後。直近12ヶ月の検針票を確認し、継続的に400kWhを超えているならプレミアムSの方がわずかに得。ばらつきが大きい場合はスタンダードSが無難です。

4

大家族・オール電化併用(月450kWh以上)→ プレミアムSまたは他プラン検討

プレミアムSが第3段階単価との差でわずかに得になるレンジ。ただしオール電化家庭は『スマートライフS/L(夜間割安)』、夜間家電が多い場合は『夜トク8/12』の方が合うケースも多く、東京電力EPの中でも横比較が必要です。

5

6kVA以上の大容量契約が必要 → スタンダードL/プレミアムL

主開閉器(漏電遮断器)容量が6kVA以上の住宅・店舗はS系列を契約できません。Lはスタンダード/プレミアムとも電力量料金はS系列と同一で、基本料金だけが『1kVAにつき311円75銭』のkVA契約になります。

契約アンペアを見直すタイミング

プラン選択と同じくらい電気代に効くのが、契約アンペア(またはkVA)の見直しです。過大なら基本料金を払いすぎ、過小ならブレーカーが頻繁に落ちて不便になります。

1

引っ越し・入居時

前入居者が設定したアンペアをそのまま引き継ぐケースが多く、家族人数や家電構成と合っていないことがあります。入居後の最初の検針票で現在のアンペアを確認し、必要なら変更を検討してください。

2

家族構成・在宅時間が変わったとき

在宅勤務開始、子どもの誕生、家族の独立などで、同時に使う家電が変わったタイミング。30Aで足りるのに50Aのまま、40Aでブレーカーが頻発する、といったケースは基本料金の最適化余地があります。

3

大型家電を買い替えたとき

エアコン増設、IHクッキングヒーター、電気温水器、EV充電器など、消費電力の大きい家電を増やしたタイミング。容量不足なら上げる、あるいは6kVA以上が必要ならスタンダードL/プレミアムLへ切り替えます。

※東京電力EPの契約アンペア変更は原則として工事費無料・Webで申込可能です。ただし次回変更までは原則1年間空ける必要があるため慎重に決めましょう(例外あり)。

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スタンダードS・プレミアムSを選ぶ前に知っておきたいこと

スタンダードS/Lとプレミアムシリーズはいずれも自由料金プランです。規制料金「従量電灯B」と比較すると以下の特徴があります。

項目スタンダード/プレミアム(自由料金)従量電灯B(規制料金)
燃料費調整額の上限なし(青天井)あり(経産省認可)
電力量料金の単価第1〜3段階(Sの場合)第1〜3段階
ガスセット割・付帯サービス対象対象外
燃料高騰時値上がり幅が大きくなりやすい上限まで抑えられる

※規制料金は2023年6月に改定。燃料費調整額の上限は平均燃料価格の1.5倍までに設定されています。燃料が落ち着いた局面ではスタンダードSの方が安く、高騰局面では従量電灯Bが安くなりやすい、という関係です。

よくある質問

Q. スタンダードSとスタンダードLは料金が違いますか?

A. 電力量料金の単価は同じです(29円80銭/36円40銭/40円49銭)。違うのは基本料金の体系で、Sはアンペア契約(10〜60A)、Lはkva契約(1kVAにつき311円75銭)です。一般家庭は基本的にSが該当します。

Q. プレミアムSとプレミアムLの違いは何ですか?

A. 定額料金(13,847円63銭)と401kWh超過の従量単価(39円50銭)はどちらも同じです。プレミアムSはアンペア契約(10〜60A)、プレミアムLはkVA契約(6kVA以上)で、基本料金の計算方法が違います。

Q. スタンダードSと従量電灯Bではどちらが得ですか?

A. 単価はほぼ同一ですが、スタンダードSは自由料金のためガスセット割(電気100円/月引き・ガス8%引き)などの付帯サービスが使えます。一方、燃料費調整額に上限がないため燃料高騰局面では従量電灯Bが有利になります。

Q. 途中でプラン変更はできますか?

A. 東京電力EP内のプラン変更は会員サイト「くらしTEPCO web」から手続き可能で、原則として違約金や工事は発生しません。次回検針日からの適用となるのが一般的です。

Q. プレミアムSの「定額枠」を超えるとどうなりますか?

A. 月400kWh超過分は1kWhあたり39円50銭の従量単価で加算されます。スタンダードSの第3段階40円49銭との差は0円99銭/kWh。超過分で大きく節約できるわけではないため、定額枠をコンスタントに使う家庭でこそメリットが出ます。

まとめ

東京電力EPのスタンダードS/L・プレミアムS/Lは、基本料金は同じでも料金体系と契約容量タイプが異なります。損益分岐点は月約390kWhで、これを明確に超える家庭のみプレミアムシリーズが有利です。ただし節約額は年間数千円〜1万円程度で、プラン変更だけで劇的に安くなるケースは多くありません。

より大きな節約を目指すなら、東京電力EPの中だけで選ぶのではなく、燃料費調整の計算方式や基本料金0円プランなどを採用している新電力も含めて比較するのが近道です。使用量に対してどのプランが最適かは、検針票の数値を入れるだけで無料診断できます。

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出典・参考

最終更新: 2026年4月14日

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