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電気代の知識

年間電気代20万円超の人が選ぶべき電力会社

年5万円削減のリアルと失敗しないプラン選び

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※本記事は2026年4月時点の情報です。

年間の電気代が20万円を超えると、月平均で約16,700円。4人家族やオール電化、在宅時間の長い家庭ではめずらしくない水準ですが、家計への負担感は大きくなります。

使用量が多い家庭ほど、電力会社の切り替えによる削減インパクトは大きくなります。大手電力の標準プランのまま契約していた場合、新電力への切り替えで年2万〜5万円の削減となるケースも珍しくありません。この記事では、年20万円超家庭の特徴、年5万円削減のリアルな内訳、そしてプラン選びで必ず押さえるべきポイントを、データをもとに解説します。

年20万円超家庭の特徴

年間電気代20万円は月平均16,700円前後に相当します。総務省「家計調査」の世帯人数別平均と照らすと、以下のような世帯で到達しやすい水準です。

世帯タイプ月平均の目安年間目安
4人以上世帯月15,000〜17,000円約18〜20万円
オール電化家庭月18,000〜22,000円約22〜26万円
在宅ワーク+エアコン多用月17,000〜20,000円約20〜24万円
3人世帯(平均)月12,000〜14,000円約14〜17万円

つまり年20万円超は「4人以上世帯で使用量がやや多め」「オール電化」「在宅時間が長い」のいずれかに該当する家庭が多いということです。これらの家庭に共通しているのは、従量料金の第3段階を毎月使い切っている点にあります。

従量電灯Bの3段階料金(東京電力EPの例・2026年4月時点)

  • 第1段階(〜120kWh):約29.80円/kWh ― 最低限の生活使用量
  • 第2段階(120〜300kWh):約36.40円/kWh ― 標準的な使用量帯
  • 第3段階(300kWh超):約40.49円/kWh ― 使用量が多い層に適用される割高な単価

月450kWh使う家庭なら、毎月150kWh分が第3段階の高い単価で計算されます。年20万円超家庭はこの第3段階をフルに使っているため、第3段階の単価差がそのまま削減額に効いてくるわけです。

※参考:総務省「家計調査」

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年5万円削減のリアル

「本当に5万円も下がるの?」と疑問に感じる方も多いはずです。ここでは、年間電気代20万円の家庭(月平均約16,700円)を例に、大手電力の標準プランと新電力の割安プランを比較した場合の削減イメージを見ていきます。

比較前提:年間使用量 約5,400kWh(月平均450kWh)/関東エリア相当

エネジェントのシミュレーション結果(2026年4月時点)をもとに、大手電力の標準プランと新電力の割安プランの年間総額を比較したケーススタディです。燃料費調整額・再エネ賦課金を含む税込額ベース。

契約パターン年間総額差額
大手電力・標準プラン(現状)約200,000円
新電力・割安プラン(単価5%安)約190,000円-10,000円
新電力・割安プラン(単価10%安)約180,000円-20,000円
新電力・第3段階単価が大幅に安いプラン約170,000円-30,000円
基本料金0円+単価10%安プラン約150,000〜160,000円-40,000〜50,000円

注目したいのは、使用量が多い家庭では「単価の差 × 使用量」の効果が積み重なる点です。月450kWhの使用で単価が1kWhあたり3円安くなるだけでも、月450×3=1,350円、年間で約1.6万円の差になります。第3段階部分(150kWh)だけでも単価差10円/kWhなら月1,500円=年1.8万円の削減。ここに基本料金差(60A契約で月1,800円前後)や、新電力側の割引特典が加わると、年3〜5万円レンジに到達します。

月額インパクトの内訳イメージ(月450kWh使用・単価10%安プランの場合)

  • 従量単価の差(10%安)×450kWh:月約1,600円の削減
  • 基本料金差(60A契約→基本料金0円):月約1,800円の削減
  • 合計:月約3,400円=年約4.1万円の削減

※燃料費調整額は大手電力・新電力とも従量単価と連動するため、使用量が同じなら両プラン間で大きな差は生じにくい一方、燃料価格高騰局面では「上限撤廃プラン」の方が不利になるリスクがあります(後述)。再エネ賦課金は全プラン共通です。

削減額が大きくなりやすい条件

  • 月使用量が400kWh以上(第3段階単価を多く使っている)
  • 大手電力の標準プラン(従量電灯B/C)のまま切り替えていない
  • 基本料金が月1,500円前後(40A〜60A契約)
  • オール電化で昼間の使用量も一定以上ある

年20万円超家庭のプラン選び3つのポイント

使用量が多い家庭こそ、単価の安さだけで決めるのは危険です。以下の3点をセットで確認することで、切り替え後に「思ったより下がらなかった」という失敗を防げます。

1

第3段階(300kWh超に適用される単価)を比較する

従量電灯B/Cの3段階料金のうち、月の使用量が300kWhを超えた分に適用される第3段階単価は、プランごとの差が最も大きく出るポイントです。年20万円超家庭は毎月この第3段階をフルに使っているため、ここの単価が1kWh数円安くなるだけでも、月あたり数百〜1,500円の差に直結します。単一単価(フラット)の新電力プランと比較する際は、自分の月使用量に当てはめて実質単価を計算しましょう。

2

燃料費調整額の上限の有無を確認する

基本料金・従量単価が安くても、燃料費調整額の上限が撤廃されているプランは、燃料価格高騰時に請求額が跳ね上がるリスクがあります。特に使用量が多い家庭は影響が大きくなるため、上限付きのプランを選ぶのが安全です。

3

解約違約金・契約期間を必ず読む

1年・2年の最低契約期間があるプランでは、途中解約で違約金(数千円〜1万円)が発生することがあります。ライフスタイル変化で引っ越しの可能性がある家庭は、違約金なしのプランを優先しましょう。

オール電化家庭は「夜間単価の逆転」に要注意

オール電化向けプラン(夜間蓄熱式機器対応の時間帯別契約など)は、夜間単価が1kWhあたり20円前後に抑えられている一方で、昼間単価は30〜40円台と高めに設定されているのが一般的です。これを見ずに、従量電灯を前提とした新電力の割安プラン(全時間帯フラット単価)に切り替えると、夜間に稼働するエコキュートや蓄熱暖房の電力コストがかえって高くなるケースがあります。年20万円超のうち夜間使用分の比率が高い家庭ほど、この逆転リスクは大きくなるため、必ず時間帯別の使用量内訳を把握したうえで、オール電化対応プラン同士で比較することが重要です。

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まとめ

年間電気代20万円超は、月平均16,700円。4人以上世帯・オール電化・在宅時間の長い家庭で到達しやすく、第3段階の単価を多く使っていることが共通点です。

大手電力の標準プランのまま契約している家庭では、新電力への切り替えで年2万〜5万円の削減が見込めるケースがあります。ただし、単価の安さだけでなく、燃料費調整額の上限の有無・解約違約金・契約期間をセットで確認することが失敗を防ぐポイントです。特にオール電化家庭は、従量電灯を前提とした一般プランに切り替えると夜間単価が逆に高くなる場合があるため、必ずオール電化対応プラン同士で比較してください。

「自分の家庭ではどれだけ下がるのか」を知るには、実際の使用量でシミュレーションするのが最短ルートです。検針票の数字を入力するだけで、あなたのエリアの最安プランを約款ベースで診断できます。

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出典・参考

最終更新: 2026年4月14日

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