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電気代の知識

電気代補助金の終了後に家計を守る対策

2025年3月で原則終了、2026年度は政府公表なし。月500〜1,500円の負担増に備える現実的な見直し方法

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※本記事は2026年4月時点の情報です。電気・ガス価格激変緩和対策事業は2025年3月使用分で原則終了しました。2026年度の実施については、2026年4月時点で政府からの公表がなく未確定です。最新情報は経済産業省・資源エネルギー庁および契約中の電力会社の公式発表をご確認ください。

「検針票の値引き欄がなくなった」「2026年度の電気代補助金はどうなるの?」――国の電気・ガス料金への補助金(激変緩和措置)は、2023年1月使用分から開始され、縮小・一時終了・再開を繰り返しながら2025年3月使用分で原則終了しました。その後、2026年4月時点で2026年度の実施についての政府公表はなく、先行きは未確定です。

補助金が適用されない状態が続けば、標準的な世帯で月500〜1,500円、年額で1〜2万円規模の負担増になり得ます。この記事では、これまでの経緯を年度別に整理したうえで、家計への影響の幅のある試算と、補助金の有無に左右されない現実的な対策を紹介します。

電気代補助金のこれまでの経緯

国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」(いわゆる電気代補助金・負担軽減措置)は、燃料価格の高騰による家計負担を和らげるため、使用量1kWhあたり一定額を値引きする形で各電力会社を通じて適用されてきました。ガスについても同様の仕組みが用意されています。

開始から現在までの流れを年度別に整理すると、「開始 → 縮小 → 一時終了 → 再開 → 再終了」を複数回繰り返してきたことがわかります。

時期(使用分ベース)主な動き
2023年1月〜8月激変緩和措置として値引き開始。低圧7円/kWh(家庭向け)
2023年9月〜2024年4月低圧3.5円/kWh に縮小(段階的な水準見直し)
2024年5月低圧1.8円/kWh のあと、5月使用分を最後に一旦終了
2024年6月〜7月未適用(補助なし期間)
2024年8月〜10月酷暑乗り切り緊急支援として再開。8〜9月は低圧4円/kWh、10月は2.5円/kWh
2024年11月〜12月再び一時終了(未適用)
2025年1月〜3月冬季対策として再開。1〜2月は低圧2.5円/kWh、3月は1.3円/kWh
2025年4月〜5月一旦終了(未適用)
2025年6月〜9月酷暑対策として再開。低圧4.0円/kWh(6〜8月)、2.5円/kWh(9月)
2025年10月〜12月再び終了(未適用)
2026年1月〜3月冬季対策として再開。1〜2月は低圧4.5円/kWh、3月は1.5円/kWh
2026年4月以降2026年4月時点で、政府による実施・延長の公表なし(未確定)

※値引き単価は低圧(家庭向け)の代表値です。高圧契約や時期により単価は異なります。最新の制度内容は資源エネルギー庁や契約している電力会社の公式サイトをご確認ください。

補助金終了後の負担増、あなたのプランでいくら?

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補助金が縮小・終了すると家計はどう変わる?

補助金は「1kWhあたり〇円値引き」という形で適用されてきたため、電気の使用量が多い世帯ほど値引き額も大きくなります。縮小・終了の影響も使用量に比例します。

これまでの実績では、値引き単価は時期により1kWhあたり約1.3円〜4円の幅で運用されてきました。以下は、その幅を前提とした月々の負担増の目安です(あくまで試算例)。

世帯イメージ月使用量月の負担増目安
単身世帯200kWh約300〜800円
標準世帯(二人暮らし前後)330kWh約500〜1,300円
3〜4人家族400kWh約500〜1,600円
電気使用の多い世帯500kWh約700〜2,000円

試算前提:1kWhあたり1.3〜4円の値引きがなくなった場合の月額ベースの増加分(過去の実績レンジ)。実際の影響は契約中のプラン・エリア・適用単価によって変わります。正確な影響は検針票の「政府支援額」「値引き」欄を見比べるのが早道です。

年額に直すと、単身世帯で約4,000〜10,000円、標準世帯で約6,000〜16,000円、ファミリー世帯では1〜2万円超の負担増になり得ます。食料品や他の公共料金の値上がりと重なると、体感以上に家計を圧迫します。

個人で打てる3つの対策

補助金そのものは国の判断で決まりますが、家計を守るために自分でコントロールできる打ち手は大きく分けて3つあります。

1

電力プランの見直し(効果大・すぐできる)

同じ使用量でも、契約している料金プランによって年間で1万円前後の差が出るケースがあります。大手電力の標準的なプランと新電力のプランでは基本料金・従量料金の設計が異なるため、自分の使用量に合ったプランに切り替えるだけで継続的に負担を下げられます。

2

契約アンペア(容量)の適正化

基本料金がアンペア制のエリアでは、契約容量を下げるだけで毎月の基本料金を減らせます。同時に使う家電の組み合わせを見直し、必要以上に大きな容量を契約していないかチェックしましょう。

3

使用量そのものを減らす家電の使い方

エアコンは設定温度を1度緩めるだけで約10%の消費電力減が見込めます。冷蔵庫は詰め込みすぎない、古い家電は買い替え時に省エネ性能を確認するなど、毎月数百円〜千円単位の積み上げが狙えます。

特に「プランの見直し」は、一度切り替えれば効果が継続するという点で費用対効果が高い対策です。工事や立会いは不要で、Web申し込み5分ほどで完了します。

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プラン見直し時に確認したい3つのポイント

料金の安さだけで決めると、あとで思わぬ請求に驚くことがあります。次の3点は必ずチェックしましょう。

1

燃料費調整額の上限の有無

大手電力の標準プランには燃料費調整額の上限が設定されていることが多い一方、新電力のプランでは上限がないケースがあります。燃料価格が再び上がった局面で請求額が跳ねるリスクがあるため、上限の有無は必ず確認しましょう。

2

市場連動型かどうか

卸電力市場の価格にそのまま連動するプランは、通常時は安くても価格高騰時に急増することがあります。家計の安定を重視するなら、固定単価型か、市場連動の割合が限定的なプランが無難です。

3

契約期間と解約時の扱い

最低契約期間や解約手数料の条件は事前に確認を。短期間で状況が変わりそうな世帯は、契約縛りがないプランを選ぶと柔軟に対応できます。

よくある質問

Q. 電気代の補助金はいつ終了しますか?

国の電気・ガス価格激変緩和対策事業は、2023年1月使用分から開始され、縮小・一時終了・再開を繰り返しながら2025年3月使用分で原則終了しました。2026年4月時点で、2026年度以降の継続・再開について政府からの公表はなく未確定です。最新の適用期間や値引き単価は、経済産業省・資源エネルギー庁の公式発表や、各電力会社の検針票・お知らせで確認するのが確実です。

Q. 補助金が終わると月の電気代はどれくらい上がりますか?

補助金は1kWhあたりの値引きという形で適用されることが多く、使用量が多い世帯ほど影響が大きくなります。単身世帯では月数百円〜千円台、4人家族など使用量の多い世帯では月1,000〜2,000円台の負担増になるケースが目安です。実際の影響額は検針票の値引き欄で確認できます。

Q. 補助金終了後に個人でできる対策はありますか?

契約している電力会社・プランの見直し、契約アンペア(容量)の適正化、エアコン・冷蔵庫など主要家電の使い方工夫が基本の3点です。特に料金プランの見直しは一度行えば継続的に効果が出るため、最初に取り組む価値があります。

Q. 燃料費調整額と補助金はどう違いますか?

燃料費調整額は燃料価格の変動を電気料金に反映させる仕組みで、各電力会社が毎月算定します。補助金(負担軽減措置)は国の政策として、燃料費調整額とは別に1kWhあたりの値引きとして適用されてきた一時的な支援策です。補助金が終了しても燃料費調整額の仕組み自体はそのまま続きます。

まとめ

電気・ガス価格激変緩和対策事業は2025年3月使用分で原則終了し、2026年4月時点で2026年度以降の実施について政府からの公表はありません。補助金が適用されない状態が続けば、単身世帯で年4,000〜10,000円、標準世帯で年6,000〜16,000円、ファミリー世帯では年1〜2万円超の負担増につながり得ます。制度は国の判断で決まりますが、補助金の有無に左右されない家計側の打ち手は確実に存在します。

まず取り組むべきは料金プランの見直しです。契約アンペアの適正化や家電の使い方改善と合わせれば、補助金の値引き分に近い金額を自力でカバーできるケースも少なくありません。

「自分のエリア・使用量では、どのプランが今のプランより安くなるのか」をまず知るところから始めてみてください。エネジェントのシミュレーターなら約款ベースの料金で比較できます。

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出典・参考

最終更新: 2026年4月14日

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