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サッと料金を比較する※本記事は2026年7月時点の情報です。算定式・単価は公式の重要事項説明書・料金単価一覧表(2026年5月請求分適用)に基づき、実効単価は当サイトの検算による条件付きの参考値です。
「10%還元でお得なはずなのに、請求が思ったより高い」——完全市場連動型のふるなび電力では、この体感のズレはJEPX(日本卸電力取引所)の市場価格を見れば説明がつきます。本記事では公式の算定式を1つずつ分解し、「何円の市場価格なら、いくらの単価になるのか」を検算可能な形で示します(試算は東京エリア。他エリアは損失率・託送単価が異なります)。
実効単価の分解:×1.45と+11円の正体
重要事項説明書の算定式を東京エリアに当てはめると、従量部分の実効単価(税込)は次の1行に集約できます。
実効従量単価 ≒ エリアプライス(税抜)× 1.45 + 11.0円/kWh(東京エリア・税込・再エネ賦課金別)
×1.4533 = ロス割増(÷0.931)× 需給管理手数料1.23 × 消費税1.10
+10.99円 =(託送量6.34+容量拠出1.30+環境価値0.45 等・税抜)× 1.23 × 1.10
ポイント①:手数料23%は「全部」に乗る
需給管理手数料率23%は市場価格だけでなく、託送料金や容量拠出金相当にも一律に乗ります。市場価格が上がるほど手数料の絶対額も膨らむ構造です(10円の23%は2.3円、20円なら4.6円)。
ポイント②:燃調がない=緩衝がない
大手電力の燃料費調整は3ヶ月平均→2ヶ月後反映というタイムラグがあり、急騰を均す働きをします(仕組みの解説)。完全市場連動型にはこの緩衝がなく、当月の市場がほぼそのまま当月の請求になります。
早見表:JEPX月平均ごとの実効単価(東京)
※実効単価=月平均×1.4533+10.99円の近似(実請求は30分毎の価格×使用パターン)。東電単価は第1段29.80/第2段36.40/第3段40.49円(税込・燃料費調整別。燃調がプラスの月は東電の実質単価が上がり、比較はふるなび有利側にずれます)。再エネ賦課金は両者共通のため除外。係数・固定従量は東京エリアの値で、損失率・託送単価はエリアごとに異なります。
分岐を逆算すると、第1段比で約12.9円・第2段比で約17.5円・第3段比で約20.3円。JEPX東京エリアの月平均は2025年4〜6月が11〜13円(=安い側)、2026年4〜6月は18〜20円(=高い側・当サイト集計)でした。「去年契約していれば安かったのに、今年は高い」が構造どおりに起きています。
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サッと料金を比較する「高い」と感じたときの確認4ステップ
該当月のエリアプライス月平均を確認する
当サイトのJEPXスポット価格ダッシュボード(毎日更新)で東京エリアの月平均を確認。市場連動型の請求は、まずここで説明がつきます。
実効単価を概算する(×1.45+11円)
月平均×1.4533+10.99円で東京エリアの実効従量単価(税込・賦課金別)が近似できます。使用が夕方(高値コマ)に集中する世帯は月平均より高く、夜間中心の世帯は低く出るため、明細との突合はあくまで目安です。
段階単価・他社と比べる
東電第2段36.40円との分岐はJEPX約17.5円。高止まりが数ヶ月続いているなら、燃料費調整型(上限有無も確認)との比較検討のタイミングです。
乗り換えのハードルは低い(解約金0円)
ふるなび電力の解約金は一律0円。市場の見通しに合わせて動ける設計なので、「不安を抱えたまま待つ」必要はありません。
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ふるなび電力の全体像(メリット・還元・向き不向き)はレビュー記事で、10%コイン還元の詳細はポイント還元の解説記事で整理しています。市場連動型全般の高騰リスクは「市場連動は怖い?」の記事も参考にしてください。
よくある質問
ふるなび電力の請求が高くなるのはなぜですか?
ふるなび電力は燃料費調整のない完全市場連動型で、従量部分は「JEPX(日本卸電力取引所)のエリアプライス÷(1−損失率)×(1+需給管理手数料率23%)」で決まります。つまり市場価格が高い月は請求がそのまま上がります。東京エリアの実効従量単価は「エリアプライス×約1.45+約11円/kWh」(当サイト検算・税込・再エネ賦課金別)で、たとえばJEPX月平均が10円なら約25.5円/kWhですが、20円なら約40.1円/kWhと東京電力の第3段単価(40.49円)並みになります。2026年4〜6月の市場実績は18〜20円と高い水準でした(当サイト集計・2026年7月時点)。
「×1.45」と「+11円」の内訳は何ですか?
係数×1.45(東京の場合1.4533)は、①送電ロス分の割増「÷(1−損失率6.9%)」②需給管理手数料23% ③消費税10%を掛け合わせたものです。+約11円/kWhは市場価格と無関係にかかる固定的な従量費で、託送電力量料金(東京6.34円税抜)・容量拠出金相当(1.30円税抜)・グリーンエネルギー調達費(0.45円税抜)などに同じく手数料23%と消費税を乗せた合計です。いずれも公式の重要事項説明書と料金単価一覧表から計算できます。
東京電力とどちらが安いかの目安はありますか?
当サイトの検算では、JEPX東京エリアの月平均(税抜)が約12.9円を下回ると東電従量電灯Bの第1段単価(29.80円)を、約17.5円を下回ると第2段(36.40円)を、約20.3円を下回ると第3段(40.49円)を下回る計算です(東電側の燃料費調整額とふるなび側の10%還元を除いた月平均近似の比較)。2025年4〜6月の市場は11〜13円で「安い側」、2026年4〜6月は18〜20円で「高い側」でした(いずれも当サイト集計・2026年7月時点)。月平均は当サイトのJEPXダッシュボードで毎日確認できます。
10%コイン還元を入れると評価は変わりますか?
変わり得ます。電気料金の10%が還元される前提を単純に適用すると、実効的な負担は0.9掛けになり、東電第2段との分岐水準はJEPX月平均約17.5円から約20円まで上がる計算です。ただし還元の正確な対象範囲(基本料金や再エネ賦課金を含むか等)は公式の付与条件で確認が必要なため、本記事の分岐水準は還元を含まない保守的な値で示しています。
高いと感じたときの確認手順は?
①当サイトのJEPXダッシュボード等で該当月のエリアプライス月平均を確認する ②「月平均×1.45+11円」(東京の場合)でおおよその実効単価を計算する ③東電の段階単価(29.80/36.40/40.49円)や他社プランと比べる ④高止まりが続く見通しなら、解約金0円なので燃料費調整型プランへの乗り換えを検討する——の4ステップです。市場連動型は「気づいたら高かった」が起こりやすいため、月平均の定点確認が有効です。
出典・参考情報
- 重要事項説明書:電気供給サービス個別条件書(算定式・需給管理手数料率23%)
- 料金単価一覧表(2026年5月請求分適用):損失率・託送単価・容量拠出金相当ほか
- JEPX月平均:日本卸電力取引所公表値の当サイト集計(JEPXスポット価格ダッシュボード・2026年7月3日時点)
- 東京電力従量電灯Bの単価:当サイトのプランDB(公式約款由来・2024年4月改定値)
※実効単価・分岐水準は月平均による近似の参考値で、実際の請求は30分ごとの市場価格と使用パターン(夜間比率など)により変わります。東電側の燃料費調整額・ふるなび側の10%還元は含めていません。将来の市場価格を保証するものではありません。
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