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サッと料金を比較する※本記事は2026年7月時点の情報です。電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)の目安単価31円/kWh(2022年7月22日改定値)で試算しています。待機電力の割合・機器別構成比は資源エネルギー庁「平成24年度(2012年度)待機時消費電力調査」報告書の値です。機器構成は現在の家庭と異なる可能性があり(例:固定電話の普及率低下、常時通電のIoT機器の増加)、家庭ごとに大きく変動します。総量が家庭消費の約5〜6%という桁感は現在も概ね有効です。
「使っていない家電はコンセントを抜くと節電になる」――よく聞く節約術ですが、実際にどこまで効くのかは意外と知られていません。結論から言うと、待機電力は家庭全体の約5〜6%で、家じゅうのコンセントを抜いても下がるのは年約7,000円ほど。頑張りに対して見返りが小さい節約でもあります。
本記事では、資源エネルギー庁の待機時消費電力調査のデータを基準に、待機電力が家計に占める割合と、機器別の「効く順番」を整理します。「全部抜く」のではなく「大きいものだけ手軽に切る」――労力対効果の高い進め方を数字で確認します。
結論:待機電力は家庭の約5〜6%・全部止めても年約7,000円
資源エネルギー庁の待機時消費電力調査によると、1世帯あたりの待機電力は年間約228kWhで、これは家庭全体の年間消費電力量(約4,432kWh)の約5.1%にあたります(調査により約6%とする数字もあります)。31円/kWhで換算すると、年間約7,000円です。
※資源エネルギー庁「平成24年度待機時消費電力調査」の1世帯あたり年間値。31円/kWhで換算。家庭の機器構成により変動します。
ポイントは、この約7,000円が「すべての待機電力をゼロにできた場合の上限」だということです。実際には冷蔵庫や録画予約中のレコーダーなど抜けない機器も多く、現実に削れるのはこの一部にとどまります。待機電力対策に過度な期待をせず、「効くところだけ」に絞るのが賢い進め方です。
機器別の待機電力:効くのは「常時通電の大物」だけ
待機電力は機器によって大きく偏っています。資源エネルギー庁の調査による構成比を、年間電気代(31円/kWh換算)とあわせて見てみましょう。
※資源エネルギー庁「平成24年度待機時消費電力調査」の機器別構成比を、1世帯年間228kWhに按分して31円/kWhで換算した目安。家庭の機器・使い方により変わります。
この上位6機器だけで、待機電力全体の約56%を占めます(残りの約44%は多数の小型機器に分散し、1つずつ抜いても効果は小さいため後回しで構いません)。いずれも「液晶パネルの常時表示・センサーの自動起動・番組情報の通信」など、待機中も電力を必要とする機器です。スマホの充電器や使っていない小型家電を1つずつ抜くより、これらの大物に絞ったほうが、はるかに効率的だということです。
なお上の金額は、家庭全体の待機電力(年約228kWh)を構成比で割り振った推計で、各家庭の機器の有無で大きく変わります(例:ガス給湯器や温水洗浄便座がなければ、その分はゼロです)。また電話機はこの調査当時の固定電話が主で、現在の家庭では比率が下がっている可能性があります。
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サッと料金を比較するコンセントを抜かずに待機電力を減らす方法
待機電力対策は「全部抜く」と続きません。大きい機器に絞り、電源タップで手軽に切れるようにするのが現実的です。機器別の具体策を整理します。
- 給湯器リモコン:長期の不在時や、使わない時間帯にリモコンの電源をオフにする(凍結の恐れがある冬季は取扱説明書に従う)。
- 温水洗浄便座:使わない季節は電源やヒーター・温水のスイッチをオフに。夏場は保温を切るだけでも効きます(機種により凍結防止などの注意があるため、取扱説明書に従ってください)。
- テレビ・レコーダー・オーディオ:スイッチ付き電源タップにまとめて接続し、使わないときに一括オフ(※録画予約や時計が消える機器は除く)。
冷蔵庫(常時稼働が必要)、録画予約中のレコーダー、Wi-Fiルーターや電話機(通信・着信を待ち受け)、時計・タイマー設定が消える機器などは、無理に待機電力の対象にしないのが現実的です。「抜くと困る機器」に手間をかけて生活が不便になっては本末転倒です。テレビ自体の点灯時間の節約はテレビのつけっぱなし電気代の記事で解説しています。
待機電力対策と「契約プラン見直し」はどちらが効くか
ここまで見てきたとおり、待機電力を全部止めても年約7,000円が上限で、現実に削れるのはその一部です。一方で、契約している電力プランが使用量やエリアに対して割高だと、年間で数千円〜1万円以上の差が出ることもあります。
つまり、手間あたりの効果で見ると「大物の待機電力だけ手軽に切る」+「契約プランの見直し」の組み合わせが効率的です。待機電力対策は電源タップ1つで完結する範囲にとどめ、そのうえで、今の電力プランが自分の使用量に合っているかを確認してみるとよいでしょう。エネジェントは、主要な電力会社のプランを電気需給約款ベースで横断比較し、使用量・エリア・契約アンペアを入力すると年額の安い順に候補を示します。家電の節電と契約の見直しは、どちらか一方ではなく両輪で進めるのが、電気代を無理なく下げるコツです。
今日からできるチェックリスト
「全部抜く」はやめて大物に絞る
待機電力は家庭の約5〜6%。給湯器・温水洗浄便座・テレビ/レコーダーなど上位6機器で約56%を占めるので、ここだけに集中します。
スイッチ付き電源タップを使う
テレビ周辺機器などをまとめて接続し、使わないときに一括オフ。毎回コンセントを抜き差しするより続きます(録画予約・時計が消える機器は除く)。
使わない季節の温水洗浄便座・給湯器を見直す
夏場に便座の保温を切る、長期不在時に給湯器リモコンを切るなど、季節・生活に合わせた運用が効きます。
待機電力より契約プランの見直しを優先する
待機電力を全部止めても年約7,000円が上限。使用量やエリアに合ったプランかどうかも、あわせて確認しましょう。
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家電ごとの電気代を個別に把握したい方は、テレビのつけっぱなしや炊飯器の保温の記事もあわせてご覧ください。「点けっぱなし・保温しっぱなし」の時間のほうが、待機電力より大きなコストになっていることが少なくありません。
よくある質問
待機電力は家庭の電気代のどのくらいを占めますか?
資源エネルギー庁の待機時消費電力調査によると、1世帯あたりの待機電力は年間約228kWhで、家庭全体の年間消費電力量(約4,432kWh)の約5.1%にあたります(調査により約6%とする数字もあります)。電気代に換算すると年間約7,000円程度です(31円/kWh)。1割にも満たないため、待機電力をゼロにしても電気代が劇的に下がるわけではない、というのが実態です。
家じゅうのコンセントを抜けば電気代は大きく下がりますか?
労力の割に効果は限定的です。待機電力は家庭全体の約5〜6%で、仮にすべての機器の待機電力をゼロにできても年約7,000円の削減にとどまります。しかも冷蔵庫や録画予約中のレコーダーなど抜けない機器も多く、現実には全額は削れません。「すべて抜く」より、待機電力の大きい一部の機器に絞るほうが、手間あたりの効果は高くなります。
待機電力が大きい家電は何ですか?
資源エネルギー庁の調査では、待機電力の構成比はガス温水器(給湯器)が約19%で最も大きく、次いでテレビ約10%、冷暖房兼用エアコン約8%、電話機約8%、録画レコーダー約6%、温水洗浄便座約5%と続きます。上位6機器で全体の約56%を占めます。いずれも「液晶表示やセンサー、通信のために常時通電している」機器で、ここに絞って対策すると効率的です。
待機電力を減らすには具体的にどうすればよいですか?
まず待機電力の大きい機器(給湯器リモコン・温水洗浄便座・テレビ/レコーダー周り)から手をつけます。長期不在時に給湯器リモコンの電源を切る、使わない季節は温水洗浄便座の電源やヒーターを切る、テレビ周辺機器をスイッチ付き電源タップでまとめて切る、などが効果的です。逆に、冷蔵庫や録画予約中のレコーダー、Wi-Fiルーターなど「抜くと困る・抜けない」機器は無理に対象にしないのが現実的です。
コンセントを抜くのと電源タップのスイッチを切るのはどちらがよいですか?
手間の少なさで選ぶなら、スイッチ付き電源タップが便利です。コンセントを抜き差しするのは確実ですが、毎回となると続きにくく、プラグやコンセントの傷みにもつながります。テレビ・レコーダー・オーディオなどをまとめてスイッチ付きタップに接続し、使わないときに一括でオフにすると、無理なく待機電力を減らせます。ただし録画予約や時計設定が消える機器はオフにしないよう注意してください。
待機電力の節約と契約プランの見直しはどちらが効果的ですか?
多くの家庭では、契約プランの見直しのほうが手間あたりの効果は大きくなります。待機電力を全部止めても年約7,000円ですが、使用量やエリアに合っていない電力プランを見直すと、それと同等以上の差が出ることもあります。待機電力対策は「大きい機器だけ手軽に」進めつつ、あわせて契約プランが割高になっていないかをシミュレーターで確認するのが、労力対効果の高い進め方です。
出典・参考情報
- 資源エネルギー庁 省エネポータル:無理のない省エネ節約(「平成24年度待機時消費電力調査」に基づく、1世帯あたり年間待機時消費電力量 約228kWh・家庭全体の約5.1%、機器別構成比〔ガス温水器19%・テレビ10%・エアコン8%・電話機8%・レコーダー6%・温水洗浄便座5%〕の出典。2026年7月確認)
- 環境省 COOL CHOICE(みんなで節電アクション):待機時消費電力を削減!(待機電力が家庭消費に占める割合・削減効果の解説)
- 電気料金単価:全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)の目安単価 31円/kWh(2022年7月22日改定)で換算
※本記事の電気代試算はあくまで目安です。待機電力の割合・機器別構成比は資源エネルギー庁の待機時消費電力調査の値で、家庭の機器構成・使い方により変動します。金額は電力量料金31円/kWh(家電公取協・2022年7月改定)で換算しており、実際の電気代は契約プランの単価・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金で変わります。給湯器の凍結防止機能など、安全のために切ってはいけない待機電力もあるため、機器の取扱説明書に従ってください。
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