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家電・生活シーンと電気代

テレビのつけっぱなし電気代はいくら?

サイズ別の1時間・24時間・液晶と有機ELの違いを公式データと計算式で早見表に

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※本記事は2026年7月時点の情報です。電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)の目安単価31円/kWh(2022年7月22日改定値)で試算しています。年間電気代は資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」掲載の液晶4Kテレビの目安値(1日5.1時間視聴が前提)で、機種・画面設定により変動します。

「テレビをBGM代わりに一日中つけている」「寝落ちして朝までついていた」――テレビは在宅時間が長い家庭ほど、つけっぱなしになりがちな家電です。結論から言うと、テレビは扇風機のように気にしなくていい家電ではありません。画面が大きいほど電気代は重く、つけっぱなしの時間がそのまま積み上がります。

本記事では、資源エネルギー庁の省エネ性能カタログが公表している液晶4Kテレビの年間電気代を基準のものさしに、サイズ別・時間別の実額を計算式付きで整理します。そのうえで「テレビで本当に効く節約は待機電力ではなく点灯時間だ」という、見落とされがちなポイントを数字で確認します。

結論早見表:サイズ別・つけっぱなしの電気代(液晶4K)

資源エネルギー庁の省エネ性能カタログの液晶4Kテレビの年間目安電気代(32型 約3,100円・55型 約8,400円・75型 約15,500円、いずれも1日5.1時間視聴前提・31円/kWh)を、時間別に換算しました。

画面サイズ1時間8時間つけっぱなし24時間×30日
32型(約40〜70W・代表54W)約1.7円約13円約1,200円
55型(約110〜180W・代表146W)約4.5円約36円約3,300円
75型(約200〜340W・代表269W)約8.3円約67円約6,000円

※省エネ性能カタログの液晶4Kテレビの年間電気代から、視聴中の平均消費電力(32型約54W・55型約146W・75型約269W)を割り出して換算(31円/kWh)。同じサイズでも省エネ機と高輝度設定で1.5〜2倍の差が出ます。「24時間×30日」は終日画面が点灯し続けた場合の上限で、無信号オフ等が働けばこれより小さくなります。

扇風機の1時間が数十銭〜1円程度なのに対し、テレビは55型で1時間約4.5円と、数倍重い家電です。しかも画面サイズの影響が大きく、32型と75型では年間で約5倍の差になります(同じサイズでも省エネ機と高輝度設定で数割の差は出ます)。「大きいテレビに買い替えたら電気代が上がった」というのは、この差が効いています。なお、上の平均消費電力は各サイズの省エネ寄りの代表値で、実際は機種と明るさ設定で幅があります。扇風機側の電気代はサーキュレーターと扇風機の電気代の記事で詳しく解説しています。

テレビを24時間つけっぱなしにするといくら?「見ていない時間」の上乗せ

つけっぱなしの電気代を考えるうえで大事なのは、「普通に見る分」と「見ていないのに点いている分」を分けることです。55型の液晶4Kを例に、通常視聴(1日5.1時間)と24時間つけっぱなしを比べてみます。

55型の使い方1ヶ月(30日)の電気代
普通に視聴(1日5.1時間)約690円
24時間つけっぱなし約3,300円

※55型液晶4Kの視聴中平均消費電力を約146Wとして31円/kWhで換算。実際は機種・明るさ設定・映像内容で変わります。

差は月約2,600円。この大半は「誰も見ていないのに点いている時間」の電気代です。逆に言えば、つけっぱなしをやめるだけでこの分はまるごと減らせます。例えば55型で「BGM代わり・寝落ちの無駄点灯」を1日1〜3時間なくすと、年約1,650〜5,000円の節約になります(代表約146Wでの試算。省エネ機ではこれより小さくなります)。

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テレビで効くのは「待機電力オフ」より「点灯時間を減らす」

節電というと「コンセントを抜いて待機電力をなくす」を思い浮かべがちですが、テレビに関しては待機電力より点灯時間のほうが桁違いに大きいのが実態です。最近のテレビの待機電力(リモコン待受)はごくわずかで、電気代にすると月に十数円〜数十円規模にとどまります。

一方、これまで見てきたように点灯中は55型で1時間約4.5円かかります。待機電力を1ヶ月削っても十数円、無駄点灯を1日1時間減らせば月約140円――どちらに手をかけるべきかは明らかです。テレビをこまめに消すことのほうが、コンセントを抜く手間より効果があります。

今のテレビに入っている省エネ機能を使う
多くのテレビには「無操作オフタイマー(一定時間操作がないと自動で消える)」「明るさの自動調整(明るさセンサーで画面を暗くしすぎない範囲で節電)」などの機能が備わっています。設定メニューでこれらを有効にすると、点灯時間の管理と視聴中の消費電力の両方を下げられます。周辺機器も含めた家全体の待機電力の考え方は待機電力の節約記事で整理しています。

液晶と有機ELで電気代はどう変わるか

買い替えを検討している方向けに、パネルの種類による差も確認しておきます。省エネ性能カタログでは、同じ画面サイズの有機ELテレビの年間消費電力量は、液晶のおおむね1.4〜1.6倍とされています。

55型・パネル種類年間電気代の目安
液晶4K約8,400円
有機EL(液晶の1.4〜1.6倍の目安)約11,800〜13,400円

※省エネ性能カタログの液晶4K 55型の年間目安(約8,400円)と、有機ELが液晶の約1.4〜1.6倍とする目安から試算(31円/kWh・1日5.1時間視聴)。機種により幅があります。

有機ELは黒の表現や視野角などの画質メリットがある一方で、電気代はやや高めになる傾向があります。とはいえ差は年数千円規模で、画質を重視するかどうかの判断を覆すほどではありません。電気代を最優先するなら液晶+こまめに消す運用、画質を取るなら有機EL、という整理が現実的です。家電の買い替え時期の考え方は買い替え回収年数の記事も参考にしてください。

今日からできるチェックリスト

1

BGM代わり・寝落ちのつけっぱなしをやめる

55型で1日3時間の無駄点灯をなくすと年約5,000円の節約。テレビの節約の本丸は「見ていない時間を消す」ことです。

2

無操作オフタイマーを設定する

多くのテレビにある「一定時間操作がないと自動で消える」機能を有効に。寝落ちのつけっぱなしを自動で防げます。

3

明るさの自動調整をオンにする

明るさセンサーによる自動調整を有効にすると、画面を見やすく保ちつつ視聴中の消費電力を抑えられます。

4

待機電力より点灯時間を優先する

テレビ単体の待機電力は月十数円規模。コンセントを抜く手間より、こまめに消すことのほうが効果があります。

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テレビと同じく在宅時間に比例して電気代が積み上がる家電として、エアコンのつけっぱなしの記事もあわせてご覧ください。夏の電気代は、テレビよりエアコンのほうが金額インパクトは大きくなります。

よくある質問

テレビをつけっぱなしにすると1時間でいくらかかりますか?

資源エネルギー庁の省エネ性能カタログの年間電気代(液晶4Kテレビ)を31円/kWhで1時間あたりに換算すると、32型で約1.7円、55型で約4.5円、75型で約8.3円です。テレビは扇風機(1時間数十銭〜1円程度)より数倍重い家電で、画面が大きいほど電気代も上がります。実際の金額は機種の消費電力・画面の明るさ設定・映している映像により変わります。

テレビを24時間つけっぱなしにすると電気代はいくらですか?

55型の液晶4Kを24時間つけっぱなしにすると、1日で約109円、30日で約3,300円になります(視聴中の平均消費電力を約146Wとして31円/kWhで換算)。普通に視聴する場合(1日約5.1時間)の月約690円と比べると、約2,600円の上乗せです。この差の大半は「見ていないのに点いている時間」の電気代なので、こまめに消すだけで大きく減らせます。

液晶テレビと有機ELテレビでは電気代はどれくらい違いますか?

省エネ性能カタログでは、同じ画面サイズの有機ELテレビの年間消費電力量は液晶のおおむね1.4〜1.6倍とされています。例えば55型なら、液晶の年間目安約8,400円に対し、有機ELは約1.5倍の年約12,600円が目安です(31円/kWh換算)。有機ELは画質面のメリットがある一方で電気代はやや高めになる傾向があるため、視聴時間が長い家庭ほど差が出ます。実際の値は機種・設定により変わります。

テレビの電気代を下げるにはどうすればよいですか?

最も効くのは「見ていないのに点けっぱなしの時間」を減らすことです。BGM代わりの視聴や、寝落ちでの一晩つけっぱなしをやめるだけで、55型なら1日1〜3時間の無駄点灯を消して年約1,650〜5,000円の節約になります。加えて、多くのテレビにある「無操作オフタイマー」「明るさの自動調整(明るさセンサー)」を有効にすると、視聴中の消費電力も下げられます。買い替え時は省エネラベルの年間消費電力量を確認しましょう。

テレビの待機電力(リモコン待受)はどのくらいですか?

最近のテレビの待機電力は1台あたり1日数〜十数Wh程度と小さく、電気代としては月に十数円〜数十円規模にとどまるのが一般的です。テレビで本当に効くのは待機電力を切ることより、「点灯している時間」を減らすことです。ただしテレビとレコーダー・ゲーム機など周辺機器をまとめて待機させている場合は合算すると無視できない額になることもあるため、家全体の待機電力の考え方は別記事も参考にしてください。

自宅のテレビの電気代を正確に知るにはどうすればよいですか?

本体の省エネラベルや取扱説明書に記載の「年間消費電力量(kWh)」を確認し、「年間消費電力量kWh × 31円」で年間の目安電気代が出ます(31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)。省エネラベルの年間値は1日5.1時間視聴を前提にしているため、それより長く見る家庭は上振れします。1時間あたりは「年間電気代 ÷ 365 ÷ 5.1」で概算できます。実際の単価は契約プランにより変わります。

出典・参考情報

※本記事の電気代試算はあくまで目安です。年間電気代は資源エネルギー庁の省エネ性能カタログの液晶4Kテレビ目安値(1日5.1時間視聴前提)で、機種・画面サイズ・明るさ設定・映像内容により変動します。金額は電力量料金31円/kWh(家電公取協・2022年7月改定)で換算しており、実際の電気代は契約プランの単価・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金で変わります。

✓ この記事の検証プロセス

  • 電力会社の公式約款・料金表PDFを一次情報として参照 (二次情報は使用しません)
  • 50社・379プラン をDBに構造化済。単価・燃調・解約金等を計算エンジンで再現
  • 1社1ファイルの「ファクトカード」でデータベース値・公式値・記事値の3点突合を実施
  • 記事公開前に料金・約款条件のハードコード値を機械的に検査(自動lint)して数値乖離を防止
  • 検証手順の詳細は 計算ロジック / 執筆チーム で公開
最終更新: 2026年7月15日

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