あなたの電気代で49社を一括比較
サッと料金を比較する※本記事は2026年4月12日時点の各社公式料金表に基づいています。東京ガス基本プランの料金単価は東京ガス公式サイト掲載の料金メニュー定義書、東京電力従量電灯Bは東京電力EP公式料金単価表を参照しています。最新の料金表は各社公式サイトでご確認ください。
「東京ガスに電気をまとめると安くなる」――テレビCMやWeb広告でよく見かける訴求ですが、本当にそうでしょうか?
この記事では、東京ガスの電気(基本プラン)と東京電力(従量電灯B)の料金を約款ベースで比較し、 月額別のシミュレーションで実際の差額を検証します。さらに、多くの比較サイトが見落としている 「燃料費調整額の上限の違い」にも踏み込みます。
料金体系の違い
東京電力(従量電灯B)と東京ガス(基本プラン)の40A契約時の料金を比較します。
基本料金はほぼ同額(東京ガスが0.04円安い程度)で、従量料金は全3段階で東京ガスが安くなります。 特に121~300kWhで0.71円差、300kWh超で0.99円差と、使用量が多いほど差が開きます。
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サッと料金を比較する月額別シミュレーション
実際の電気代で比較するとどうなるのか。月5,000円/8,000円/10,000円/15,000円の4パターンで 年間コストを試算しました。
※40A・関東エリア・基本料金+電力量料金のみ(燃料費調整額・再エネ賦課金は除外)。月額目安は東電従量電灯Bで該当額になる使用量を起点に、同じ使用量でのDB単価に基づき各社の年額を算出。最安プラン欄はエネジェントに登録された新電力各社のうち、当該使用量で年額が最も安いプランを表示しています。
結論:東京ガスは東電より年200〜2,700円安い。ただし最安ではない。
東京ガスは基本料金+電力量料金の単価比較では東京電力の従量電灯Bより安く設定されていますが、 他の新電力(HTBエナジー・シン・エナジー等)と比べると「最安」ではありません。純粋に料金だけで選ぶなら、 さらに安いプランが存在します(燃料費調整額は上限なしのため、市場環境により最終額は変動します)。
見落としがちな燃調上限の違い
料金表だけでは見えない、重要な違いがあります。それが「燃料費調整額の上限」です。 多くの比較サイトはこの点に触れていません。
東京電力(従量電灯B)
- 規制料金のため、燃料費調整額に上限あり(7.89円/kWh)
- 燃料価格が高騰しても、上限を超えた分は電力会社が負担
- 消費者にとっての「保険」のような仕組み
東京ガス(基本プラン)おすすめ
- 標準型(3燃料平均:原油・LNG・石炭)で、東電従量電灯Bと同じ計算式を採用しているが上限なし
- 燃料価格が下がれば恩恵を受けやすい一方、高騰時は上限なしのため上振れリスクあり
- 2022~2023年の燃料高騰時には、上限のある東電従量電灯Bより高くなった実績あり
つまりどういうこと?
平常時は東京ガスのほうが安くなりますが、原油やLNGの価格が急騰すると、 東京ガスの電気代が東京電力(従量電灯B)を上回る可能性があります。 「絶対に安い」とは言い切れないのが実情です。
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東京ガスのメリット
料金面だけでなく、東京ガスの電気には以下のような利便性のメリットがあります。
ガスセット割
東京ガスのガスと電気をまとめると、電気料金が0.5%割引になります。ガスも東京ガスを使っている家庭なら、手続きが一本化できる手軽さも魅力です。
ポイントサービス
電気料金に応じてパッチョポイントが貯まり、Vポイントやdポイント、Pontaポイントなどに交換できます。還元率は約1.5%程度です。
手続きの簡便さ
東京ガスのガスを使っていれば、マイページから簡単に電気も申し込めます。大手ならではの安心感や、問い合わせ窓口の充実度も利点です。
東京ガスより安い電力会社TOP3
シミュレーション結果をもとに、東京ガスよりも料金が安い電力会社を3社紹介します。
シン・エナジー(きほんプラン)
月200kWh以上の使用量帯で関東エリア最安クラス。3段階従量制で東京ガスより単価がさらに低く設定されている。燃調は独自方式(電源調達調整費+容量拠出金相当額・上限なし)で、市場価格に応じて月次変動する点に留意。
HTBエナジー(ベーシックプラン)
少使用量帯(月125kWh前後)で特に強い。一人暮らし向けの選択肢。基本料金は全国一律550円・段階性なしの一律単価。燃調は独自方式・上限なし(2022年秋に撤廃)で、契約期間1年・1年未満の解約は2,200円の解約金(引越しに伴う解約は免除)が発生する点に注意。
auでんき/TERASELでんき
ポイント還元を含めた実質節約を狙うなら有力。au/UQユーザーはauでんき、楽天経済圏ならTERASELでんき経由の楽天ポイント。auでんきはプラン自体の解約金はなしだが、キャンペーン経由の申込で引越し以外の理由による1年以内の解約は2,200円(税込)の違約金が発生するため、申込時の規約を必ず確認。
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サッと料金を比較する選び方の判断基準
最後に、あなたの状況に合わせた判断基準を整理します。
東京ガスがおすすめ
- ガスも東京ガスを使っていてセット割を活用したい
- 大手の安心感を重視したい
- 手間を最小限にしたい
他の新電力がおすすめ
- 純粋に安さを最優先にしたい
- 年間1万円以上の節約を狙いたい
- 燃調リスクを理解した上で料金重視
東京電力に残るのがおすすめ
- 燃料費調整額の上限を重視したい
- 2022年のような燃料高騰リスクに備えたい
- 料金の安定性を最優先にしたい
まとめ
東京ガスの電気は、東京電力の従量電灯Bと比べて年間約200~2,700円安くなります。 基本料金はほぼ同額で、従量単価の差が使用量に応じた節約額を生みます。ガスセット割やポイント還元も含めれば、東京ガスにまとめるメリットは確かにあります。
ただし、「最安かどうか」で見ると、シン・エナジーやHTBエナジーのほうが年間で1〜5万円規模で安いケースが多いです。 また、燃料費調整額の上限がないという点は、燃料価格の高騰時にリスクとなることも知っておくべきでしょう。
「結局自分の場合はどこが安いのか」を知るには、実際の電気代をもとにシミュレーションするのが確実です。
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