※本記事は2026年4月時点の情報です。
引っ越しが3日後、いや明日――。荷造りに追われるなか、「電気の手続きをまだしていない」と気づいて不安になっていませんか。
結論からお伝えすると、前日・当日でも電気を使い始めることは可能です。ただし条件があります。大手電力会社(東京電力EPや関西電力など)は当日Web申込に対応していますが、新電力各社は3日〜1週間前までの申込期限を設けているケースが多く、前日申込は原則受け付けていません。この記事では、急ぎの時に現実的な「大手電力で開通→後日新電力へ切替」の2段構えを整理しました。
引っ越し前日・当日に電気を使う方法
スマートメーターが普及した現在(沖縄エリアを除くほぼ全戸)、申込なしでブレーカーを上げても電気は流れません。遠隔通電操作が必要なため、必ず事前にWeb申込が必要です。
各エリアの大手電力会社(東京電力エナジーパートナー・関西電力・中部電力ミライズなどのみなし小売電気事業者)は、Webまたは電話での当日申込に対応しています。前日・当日でも、まずは大手電力へ申し込めば新居で電気を使い始められます。
一方、新電力各社の申込期限の例は以下の通りです:
- Looopでんき:使用開始日の2日前まで
- ENEOSでんき:使用開始日の3営業日前まで
- 楽天でんき:Web申込から5日後以降の利用開始日を指定
- オクトパスエナジー:供給開始まで2週間〜2ヶ月
つまり前日・当日に「新電力へ直接申込んで節約」は成立しません。急ぎの場合は、まず大手電力で当日開通→入居後に落ち着いて新電力へ切替する2段構えが現実的です(楽天でんき公式も同様の案内をしています)。切替はWebで5分、工事・立会いは不要です。
ポイント
1週間以上余裕がある場合は、最初から新電力へ直接申込むのが手間なくおすすめです。前日・当日で急ぎの場合は、大手電力→後日新電力へ切替の2段構えで、年1〜2万円の節約機会も逃しません。
時間軸で選ぶ:あなたはどちらのパターン?
引っ越しまでの残り日数で、最適な進め方は変わります。下の2パターンのどちらに当てはまるかを先に確認しましょう。
2週間前〜1週間前
余裕あり最初から新電力に直接申込み。手続き1回で完了。
- 新居エリア・住所・使用開始日を確認
- エネジェントなど比較サービスで新電力プランを選定
- 新電力にWeb申込(所要5〜10分)
- 旧居の電力会社に解約連絡
- 入居日から新電力で自動的に電気が使える
引越シーズン(3〜4月)は混雑で遅延するため、2週間前申込が安全。
前日・当日
急ぎまず大手電力で開通→入居後に新電力へ切替(2段構え)。
- 【今日】新居エリアの大手電力(東京電力EPなど)にWeb申込
- 【今日】旧居の電力会社に解約連絡
- 【入居日】電気が使える状態でスタート
- 【入居後1〜2週間】落ち着いてから新電力を比較
- 【切替】新電力へWeb申込(5分・工事不要・立会い不要)
新電力は3日〜1週間前までの申込が必要なため、前日・当日の直接申込は原則不可。いったん大手電力で使い始め、後日切替で節約機会を取り戻します。
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サッと料金を比較する前日・当日パターン:今日やるべき4ステップ
引っ越しまで1週間未満の急ぎの場合は、以下の4ステップです。最短15分で手続きが完了します。
STEP 1:供給地点特定番号を確認する
新居の22桁の識別番号です。物件資料・賃貸契約書・管理会社からの案内、または入居後のブレーカー付近の通知で確認できます。見つからない場合は、新居エリアの大手電力会社(東京電力EP・関西電力など)に電話して住所を伝えれば教えてもらえます。対応しているサービスなら住所入力だけで申込可能です。
STEP 2:エリアの大手電力会社へWeb申込(当日申込OK)
新居エリアの大手電力会社(東京電力EP・関西電力・中部電力ミライズなどのみなし小売電気事業者)の公式サイトから、当日でもWeb申込できます。必要なのは氏名・住所・供給地点特定番号・使用開始日・支払い方法程度で、所要5〜10分。使用開始日は引っ越し当日に設定します。新電力は3日〜1週間前までの申込が必要なため、前日・当日はまず大手電力での契約がおすすめです。
STEP 3:旧居の電力会社に解約連絡
現在契約中の電力会社のマイページまたは電話で、退去日=電気使用停止日を伝えます。検針票があれば手元に置いておくとスムーズです。解約と新規申込は別手続きなので忘れやすいポイントです。
STEP 4:入居後、落ち着いてから新電力へ切替で節約
入居して生活が安定したら、エネジェントなどの比較サービスで新電力プランを比較し、切り替えます。切替はWebで5分、工事・立会い不要。年1〜2万円の節約機会を逃しません。大手電力からの切替でも、電気が止まることはありません。
1週間以上余裕がある場合:最初から新電力へ直接申込むと手間が1回で済みます。ただし引越シーズン(3〜4月)は混雑で遅延するため、2週間前の申込が安全です。
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見落としがちな落とし穴3つ
手続き自体はシンプルですが、以下の3点は知らないと損をしたり慌てたりしがちです。
立会い不要だがアンペア変更は別手続き
通常の電気開始・停止では立会い不要ですが、契約アンペアを変える場合(例:20A→40A)は送配電会社の工事員が訪問する必要があり、日程調整で数日〜2週間かかることがあります。新居で大きな家電を使う予定なら、早めにアンペアを決めて申し込みましょう。
初月は2社から請求書が来る
引っ越し月は、旧居の電気代(使用停止日までの日割り)と新居の電気代(使用開始日からの日割り)が別々に請求されます。これは二重払いではなく日割り計算なので金額の心配は不要ですが、「請求が2通来た=間違い」と誤解して慌てないようにしましょう。
賃貸物件の電力会社指定・縛り
一部の賃貸物件(一括受電マンション等)では、管理組合が電力会社を指定しており、個別に切り替えできないケースがあります。契約書や管理会社への確認をお忘れなく。戸建て・一般的な賃貸アパートであれば自由に選べます。
引っ越しを機に切り替えるメリット
引っ越しは、電力会社を見直す絶好のタイミングです。理由は3つあります。
- どのみち手続きが必要:旧居の解約・新居の開始連絡は避けられません。同じタイミングで新しい会社に申し込むだけなら、手間はほぼ増えません。
- 違約金リスクが低い:引っ越しによる解約は違約金が免除される電力会社が多く、縛りを気にせず切り替えられます。
- 新しい使用量でプラン最適化:世帯人数・間取り・在宅時間が変わるタイミングで、新しい生活に合ったプランを選び直せます。
エネジェントのシミュレーション結果では、大手電力の標準プランから新しい料金プランに切り替えることで、エリアや使用量によって年1〜2万円の節約になるケースが多く見られます(中部・北陸・北海道・九州エリアは特に差が出やすい傾向)。
節約額の目安(一人暮らし〜二人暮らし想定)
・関東エリア:年5,000〜7,000円
・中部・北陸エリア:年1万〜1万2,000円
・九州・北海道エリア:年8,000〜1万円
※使用量・プランにより変動します。実際の節約額はシミュレーターで確認できます。
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よくある質問
Q. 引っ越し前日や当日でも電気は使えますか?
使えます。ただし大手電力会社(東京電力EPなどのみなし小売電気事業者)への当日Web申込が必要です。スマートメーター普及後は申込なしでブレーカーを上げても電気は流れません。新電力は3日〜1週間前までの申込が必要なので、急ぎの場合は『大手電力で当日開通→入居後に新電力へ切替』の2段構えが現実的です。
Q. 新電力は前日・当日でも申し込めますか?
多くの新電力は難しいです。Looopでんきは2日前まで、ENEOSでんきは3営業日前まで、楽天でんきはWeb申込で5日後以降からの利用開始となります。前日・当日はまず大手電力で契約し、入居後に落ち着いて新電力へ切り替えるのがおすすめです。
Q. 供給地点特定番号がわからないときは?
物件資料・賃貸契約書・管理会社からの案内、もしくは入居後にブレーカー付近で確認できます。急ぎの場合は新居エリアの大手電力会社に電話すれば、住所から教えてもらえます。番号がなくても住所で申し込めるサービスもあります。
Q. 引っ越し当日は立会いが必要ですか?
通常の電気開始・停止では立会い不要です。ただし事前のWeb申込は必要で、スマートメーター普及後はブレーカーを上げるだけでは通電しません。アンペア変更・オール電化の設定が絡む場合は立会いが必要になることがあります。
Q. 引っ越し月は2社から請求が来る?
はい。旧居は退去日までの日割り、新居は入居日からの日割りで、それぞれから請求されます。二重払いではないので金額の心配は不要です。
まとめ
引っ越し前日・当日でも、エリアの大手電力会社にWeb申込すれば電気は問題なく使えます。ただしスマートメーター普及後は申込なしでブレーカーONでは通電せず、事前の申込は必須です。
新電力は3日〜1週間前までの申込が必要なため、急ぎの場合は「大手電力で当日開通→入居後に新電力へ切替」の2段構えが現実的です。手続きはWebで5分、工事・立会い不要。入居後に落ち着いて比較すれば、年1〜2万円の節約機会を逃しません。
「どの会社がうちに合うのか調べる時間がない」という方は、エネジェントのシミュレーターが便利です。新居の住所・世帯人数・使用量を入力するだけで、最適な電力プランを30秒で診断します。
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LINE で友だち追加する出典・参考
- 経済産業省資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化」
- エネジェント シミュレーション結果(2026年4月時点)