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ライフイベントと電気代

出産後の電気代は月いくら増える?

平均3,000〜5,000円増の内訳と育休中の見直しポイント

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※本記事は2026年4月時点の情報です。

退院して赤ちゃんとの生活が始まった途端、電気代の請求額に驚いた――そんな声を多く聞きます。「夫婦二人のときは月7,000円台だったのに、気づけば1万2,000円を超えていた」というのは、新生児のいる家庭ではめずらしくありません。

この記事では、出産後に電気代が増える理由を内訳ごとに整理し、月いくら増えるのかの目安、そして育休で収入が減るこのタイミングだからこそ見直したい契約観点を解説します。

出産後に電気代が増える4つの理由

新生児のいる生活では、それまで使っていなかった家電の稼働時間や使用頻度が一気に増えます。主な要因は次の4つです。

1

冷暖房が24時間稼働になる

新生児は体温調節機能が未熟なため、夏は26〜28度、冬は20〜22度を目安にエアコンで室温を一定に保つ必要があります。夫婦のみの頃のように「帰宅してからエアコンON」ではなく、終日連続運転が基本になるため、月の消費電力量は大きく増えます。

2

お湯の使用量が増える(沐浴・調乳)

毎日の沐浴、ミルクの調乳、哺乳瓶の消毒――お湯を使う場面が急増します。電気給湯や電気ポット・調乳用ケトル・哺乳瓶消毒器の稼働で、給湯関連の電力消費が増加。オール電化家庭では特に影響が大きくなります。

3

洗濯回数が1日2〜3回に増える

赤ちゃんは1日に何度も服を汚すため、洗濯回数が2〜3倍になる家庭が多いです。梅雨や冬は乾燥機・浴室乾燥・衣類乾燥除湿機の稼働時間が伸び、1回あたりの電気代は小さくても積み重なると大きな差になります。

4

在宅時間が長くなる(育休・里帰り後)

育休中や里帰り終了後は、昼間も家にいる時間が圧倒的に長くなります。照明・冷蔵庫の開閉頻度・テレビ・スマホ充電・加湿器・空気清浄機など、ベース消費電力そのものが増えるのが最大の理由です。

家電別の月額増加幅の目安(新生児ありの家庭)

下記はメーカー公表の定格消費電力と一般的な使用時間から算出した目安(27円/kWh換算)です。

  • エアコン長時間化:+1,500〜3,000円(従来10時間→24時間稼働想定)
  • 加湿器(冬):+400〜700円(6時間→20時間/1日)
  • 調乳ポット・電気ケトル:+300〜500円(24時間保温型で上振れ)
  • 哺乳瓶消毒器:+200〜400円(1日2〜3回の稼働)
  • 洗濯機・乾燥機:+500〜1,200円(回数2〜3倍・乾燥機併用時)
  • ベース電力(照明・テレビ・冷蔵庫開閉):+300〜600円

合計:およそ+3,200〜6,400円/月(真冬・真夏はさらに上振れ)

世帯人数が変わったら、プランも見直しどき

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月いくら増える?夫婦のみと新生児あり世帯の比較

総務省「家計調査 家計収支編」(2024年)によると、2人世帯の電気代は月平均約11,000円、3人世帯は約12,500円で、世帯人数が1人増えるごとに1,500〜2,000円程度増える傾向があります。

ただし新生児の場合、冷暖房・給湯・洗濯の使用増が平均以上になりやすく、実際の体感では月3,000〜5,000円増、真冬・真夏は1万円以上増える家庭もあります。

時期夫婦のみ新生児あり差額
1〜2月(冬)12,000〜14,000円17,000〜22,000円+5,000〜8,000円
3〜5月(春)8,000〜10,000円10,000〜13,000円+2,000〜3,000円
6〜8月(夏)10,000〜12,000円14,000〜18,000円+4,000〜6,000円
9〜11月(秋)7,500〜9,500円10,000〜12,500円+2,500〜3,000円
年平均約11,000円約14,500円+約3,500円/月

※上記は一般的な電力使用量をもとにした目安です。エリア・住宅の断熱性能・契約アンペア・家族構成で変動します。参考:総務省「家計調査」

真冬・真夏は年間で見ると大きな差に

月平均で+3,500円でも、年間では+42,000円の固定費増。育休で収入が減るタイミングと重なるため、「増える前提」で家計を組み直すことが大切です。

育休期間に見直したい3つの契約観点

節電テクニックも大切ですが、電力契約そのものの見直しは「一度の手続きで毎月の固定費が下がる」ため費用対効果が高い施策です。育休中の時間があるうちに、次の3点をチェックしましょう。

1

契約アンペアが世帯人数に合っているか

夫婦のみのときに30Aで契約していた家庭でも、新生児がいる生活では同時使用家電が増え40A以上が適切なケースがあります。ブレーカーが頻繁に落ちる・エアコンと電子レンジの同時使用でヒヤッとする場合はアンペア見直しのサインです。

2

使用量帯に合った料金プラン(単価の段差)

大手電力の標準プランは使用量が多くなるほど単価が高くなる三段階料金です。使用量が月400kWhを超えると単価が跳ね上がる設計のため、新電力の定額単価プランの方が総額で安くなりやすい使用量帯になります。

3

燃料費調整額の上限有無

2022年以降、燃料費調整額の上昇が請求額を押し上げるケースが発生しました。大手電力の標準プランには上限がある一方、新電力の一部プランは上限なしのため、使用量が多い家庭ほど上限ありプランの安心感が大きくなります。

増えた分を「プラン見直し」で相殺する3つの具体策

月+3,500円の増加は、年間では+42,000円の固定費負担です。しかしこれは、プラン選択次第で大部分を相殺できます。新生児のいる家庭で効果が出やすい3つの切り口を整理します。

1

使用量400kWh超のゾーンに合う定額単価プランへ

大手電力の三段階料金では、400kWh超の従量料金単価が30円/kWh前後まで跳ね上がります。新電力の定額単価プラン(例:全量24〜26円/kWh)に切り替えると、月500kWh家庭で月1,500〜2,000円の差が出るケースがあります。使用量が増える冬・夏ほど効果が大きいのが特徴です。

2

市場連動・時間帯別プランは「在宅型」家庭では非推奨

育休中は昼間の在宅時間が長く、電力需要のピーク時間帯と使用時間帯が重なりやすい傾向があります。市場連動型・ピーク時間帯単価が高いプランは、むしろ請求額が上振れするリスクがあります。定額単価・上限ありの安定プランを選ぶのが無難です。

3

基本料金ゼロ型プランと従量電灯の損益分岐を確認

契約アンペア40A以上にアップすると、従量電灯プランの基本料金は月1,100円超になります。基本料金ゼロ型プランなら、この固定費がまるごとカットできます。ただし単価がやや高めの設計なので、月使用量450kWh以下の家庭で効果が出やすい傾向があります。

相殺効果の目安

使用量が月400kWhを超える家庭では、プラン切り替えだけで年1万〜1万5,000円の節約になるケースが多く、出産による増加分の3〜4割を相殺できる計算になります。節電と組み合わせれば、増加分の半分以上を打ち消すことも可能です。

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赤ちゃんがいる家庭ですぐできる節電のコツ

「電気を我慢する」のではなく、同じ快適さを保ちながら無駄を減らす工夫がポイントです。

1

エアコンは連続運転+サーキュレーター併用

こまめなオンオフより連続運転の方が消費電力が抑えられるケースが多いです。サーキュレーターで空気を循環させると、設定温度を1〜2度ゆるめても体感温度を保てます。

2

調乳はまとめて・保温ポットより電気ケトル

24時間保温し続ける電気ポットより、必要なタイミングで沸かす電気ケトルの方が消費電力は少なめ。使わない時間帯の保温電力をカットできます。

3

洗濯は深夜帯に+乾燥機は週末まとめ

時間帯別料金プランの家庭では、深夜帯の洗濯が有利です。浴室乾燥・衣類乾燥の使用は週末まとめて回すことで、ヒーターの立ち上がり電力を節約できます。

まとめ

出産後は、夫婦のみの世帯から比べて月3,000〜5,000円ほど電気代が増えるのが一般的です。真冬・真夏は月5,000〜8,000円増、年間では4万円以上の固定費増になる家庭もあります。

育休で収入が減るタイミングと重なるため、「節電で我慢する」のではなく、契約アンペア・料金プラン・燃料費調整額の上限の3点を見直すだけで年間1万円前後の節約になるケースが多くあります。

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出典・参考

よくある質問

Q. 出産後、電気代は月いくらくらい増えますか?

A. 夫婦のみの世帯から新生児のいる世帯になると、月3,000〜5,000円ほど電気代が増えるのが一般的な目安です。冷暖房の24時間稼働や洗濯・お湯使用量の増加が主な要因で、真冬・真夏は1万円以上増えるケースもあります。

Q. 赤ちゃんがいる部屋のエアコンは24時間つけっぱなしでも大丈夫ですか?

A. 新生児は体温調節機能が未熟なため、夏は26〜28度、冬は20〜22度を目安にエアコンで室温を一定に保つことが推奨されます。こまめなオンオフよりも連続運転の方が消費電力が抑えられるケースも多く、安全面でも連続運転が選ばれやすいです。

Q. 育休で収入が減るタイミングで電力会社を見直す意味はありますか?

A. 大いにあります。育休中は在宅時間と電力使用量が大きく増えるため、世帯人数に合ったプランに変えることで年間1万円前後の節約になるケースがあります。手数料ゼロ・工事不要で切り替えられるため、家計固定費の見直しとして効果的です。

Q. オール電化ではない家庭でもお湯の電気代は増えますか?

A. ガス給湯の家庭ではお湯そのものの電気代は増えませんが、哺乳瓶消毒器・電気ポット・調乳用ケトルなどの使用頻度が上がるため、関連する電力消費は確実に増えます。洗濯回数増による乾燥機・洗濯機の稼働増も見逃せません。

最終更新: 2026年4月14日

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